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徒然FD2 2017/9-3 [クルマ]

徒然FD2 2017/9-3

整備完了の連絡を受けた私は、いそいそとFD2を取りに行った。大枚をはたいただけあって中も外もピカピカだ。悪いところは全て直してもらった。クルマの状態は上々であると、我が信頼するメカ氏は開いた笑顔でほほ笑む。彼がそういうのなら間違いがないと信じられる。待ちきれない思いでカギを受け取り、帰ってきたFD2に久しぶりに乗り込む。ついついほっぺがにっこりしてしまう。おお、当たり前だが代車と比べて全ての操作系が重い。重いハンドル、重いアクセル、ブレーキだって踏めばガッツリ効くが、とりあえず踏力が必要で重いおもい。クラッチももちろん例外ではない。しかし数分ハンドルを握っていれば本来の感覚が戻ってくる。両手両足にぴったりとハンドルやシフトレバーやブレーキ、クラッチがなじんでくる。自分の部屋にもどったような安心感だ。ため息が漏れる一瞬だ。

まず大きく左右に振って、車体全体の反応を確かめてみる。おお、いい感じに操作に反応するぞ。故意に大きめのギャップを踏んでみる。大きな入力の角が丸まって乗っていて楽だ。アクセルを踏んだりブレーキを強めに踏み込んでみたり。しゃっくりのような動きも試してみる。前後左右思うがままだ。このクルマをコントロールできるという確信を得る。確かにクルマの状態はいいみたいだ。メカ氏をはじめとするHondaの人たちは私のFD2の時間を巻き戻してくれたようで、新車の状態にかなり近づいたみたいだ。しかもエンジンは10万㌔を走り切って、おろしたての時よりも調子が上がっているような印象。

FD2にちょっとだけ鞭を当ててみる。周囲にご迷惑にならないように、法的に問題がないように、よくよく気を使ったうえで、遠慮がちに速度控えめでVTECの世界へ、、、ああ、やっぱりこれはスバラシイ。FD2っていいクルマだ。間違いない。FFであるとか安っぽいとか小さなことに文句を言った自分が恥ずかしい。やっぱりこれこそが自分のクルマだ。オレこれをずっと乗っていこう。もう迷わないぞ。爺になるまで乗っていこうと思う。メカ氏によれば製造中止後15年は部品が出るとのことなので、少なくともそれまでは、多少の無理をして壊してしまっても直してもらえそうだ。私の心を支えてくれるものが私の生活の中にようやく戻ってきた。

タグ:FD2
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西荻窪 鞍馬 箱盛りそば 大もり 1340円 [日本蕎麦]

西荻窪 鞍馬 箱盛りそば 大もり 1340円kurama.jpg

本日はわざわざ西荻窪へ。目的は鞍馬だ。実は他店にふられて鞍馬にお邪魔した。私はお蕎麦だけは、長い時間待ったり、並んだりするのは嫌なのだ。やっぱりご縁がないと。とにかく初鞍馬だ。幸いにしてさほど待つことなく席に着くことが出来た。

待ちながらしげしげと店内を見回す。和風で居心地が良い。テーブルが4-5個と、あとは大きなお一人様用テーブルが一つ。お店の奥にはそばを挽く機械がデンと構えている。まるでお店の主人のような顔をしている。調理場の中には、確認できる範囲で、割と若い男性が二人。年配のオーナーと思われる方はおられなかった。お店はおかみさんと思われる女性がきっちりしきっておられて気持ちがよかった。

お客さんの中には、まだ明るいのに日本酒を気持ちよさそうに”やって”いるお年寄りが複数おられ、非常にうらやましかった。リストを拝見すると、おいしそうなお酒が目白押しでよだれが出そうだ。しかし私はお蕎麦を食べに来たのだ、、、。

それで自分の中ではすでにして非常に有名な、箱盛り蕎麦の大盛りをお願いした。日本茶が供されたが、濃く淹れられたわりには苦味の少ない、薫りもゆたかな、おいしいお茶だった。お蕎麦への期待が高まる。暫く妄想しながら、周りの人たちや建具の様子なんかを眺めながら、楽しくお蕎麦を待った。

床に並べられた石みたいなのは、傷んでいてあまりきれいじゃあないな、とか、電気は和風でいいけれど、ホコリがたまっていて清潔感が足りないな、、、とか。丁度の雰囲気はとても良いが、個人的にはもっときりきりとお掃除をお願いしたいと思った。そうです私は清潔病なんです、、、、。我ながら困ったものだ。また、てんぷら系の種物をオーダーするお客さんたちも多く、お店の中に油の薫りが充満しているのも正直気になった。しかしそれはまあ仕方がない。都会の人気がある小さなお店なのだから。

程なくお蕎麦が供された。おお、これが有名な鞍馬のお蕎麦なのか。塗の四角いお盆に乗っているのは、長方形の私的には非常に有名な、ふたがついた蕎麦を入れた箱、大根おろし、山葵、ネギの薬味が乗った小皿、さらに蕎麦つゆが入った小さな徳利だ。美しい。

箱のふたをあけると、美しいお蕎麦。やや平べったく、角は過度に立っておらず(シャレではないです)、いかにも手打ち、という顔をしており、お蕎麦の幅が微妙に整わない感じも好ましい。星は目立たず二八のようにも見えるのだが、能書きには十割と書いてある、、、、と、このあたりでお蕎麦の薫りにアタマをやられた。個人的にものすごく好きな薫りだ。私のお蕎麦を評価する一つの軸に“栗のような薫り”というのがあるのだが、ここのお蕎麦は間違いなく“栗”を感じさせる。これまでにであったお蕎麦の中で、私のこの個人的な基準を満たすのはこのお店で僅かに3件目だ。ほかの2店は、、、、まあそれは良しとしよう。それでアタマをやられてしまって、お蕎麦をお鼻にぱったりとつけ、クンクンやって幸せになり、そのままお蕎麦をわしわしとほとんど全て食べてしまった。これはおいしい。

“栗の薫り“がするお蕎麦は間違いなくおいしいのだ。それで例によって糸の様に細く切られた輪切りの葱(白髪ねぎではなく、真っ白い部分の輪切りだと思う)、小さくまとめられた大根おろし、それから薫り高く辛さはあまり感じさせない山葵を、つまみのようにして各々楽しんだ。それでようやく蕎麦つゆだ。順番がおかしいがまあ仕方がない。物事には勢いというものがあるのだ。これを徳利から蕎麦猪口に移して味わってみた。醤油や塩気が背景に引っ込んだ、カツヲが前にでた蕎麦つゆだ。ほのかかつ自然で上品な甘みも感じる。手がかかっているのは間違いない。このままどんどんおいしく飲めてしまいそうだ。すごくおいしい。しかしお蕎麦はそれなりに力のある仕上がりなので、合わないかも、と考えた。それで半分ほど蕎麦つゆに浸して、、、、お蕎麦の勝ち。しかしそれ以上お蕎麦を蕎麦つゆに浸す気になれずに結局全てのお蕎麦を食べきってしまった。魔法の様な早食いをしてしまった。

というわけで、アタマがしびれるようないい薫りにやられてあっという間にお蕎麦を食べ終えてしまった私だったのだが、もう一枚、とも考えた。しかしお蕎麦の順番を待って切なそうな顔をしているお年寄りも複数いたので、早々に席を立った。おいしかったがもっと食べたかった。もっと書きたいような気もするのだが、この先何度か足を運んでからにしようと思う。とりあえず鞍馬とのfirst contactは幸福な体験だった。値段もこれなら高くないかな、と思った。

私が入店した時だけならいいのだが、例えばハワイの高級ホテルにいるような感じの複数のご夫婦がテーブルを独占しており、次々に注文を追加して、待っている人たちを完全に無視して長っちりを決め込んでいる。また、おそらくは常連さんと思われるのだが、やはり外はまだ明るいのに、何度もつまみを頼んで長時間テーブルを独占している。これはどうかと思った。お昼のお蕎麦屋さんは、さっと食べて席を立つのが適切であるように感じた。まあ、人それぞれなので、アタマにきたりはしませんけれど。

お蕎麦の食べ具合を見ながら、蕎麦湯が供されたのだが、これがほぼ1リットルはあろうかというくらい、大量だった。これはもう大喜びで、どんどん飲ませていただいたのだが、時間とおなかの具合を考えて、蕎麦猪口に2杯で終わりにせざるを得なかった。残された蕎麦湯に、女々しい心が残った。

徳利から蕎麦猪口に蕎麦つゆを移すと、徳利の構造上、どうしても多少の蕎麦つゆが垂れてしまうことと、お店がいまいち清潔ピカピカではないこと、また、蕎麦湯を呑みきれなかったことがくれぐれも残念だった。またここに伺いたいと強く強く思った。流れているクラシックもなかなかいいと思った。蕎麦つゆの謎を解くまで、折を見て何度か通いたい。まだ私の中での”初鞍馬”は、終わっていないと思った。

良い;誰でも知っている、西荻の本格派お蕎麦屋さん。泣く子も黙る名店、と個人的には認識している。
もっと良くなる;このままでいいかな?徳利の形も変えていただくとなお良いです。お掃除もうすこしだけお願いします。そうです私は清潔病なのです。
また行く?;Yes!
総評;西荻窪の泣く子も黙る名店。あと何回か通わないと、本当のところを理解できないような気がしている。とりあえず、ここのお蕎麦は“うまい”です。スバラシイ。
トイレ;未使用



2016年2月 再訪 箱盛りそば 大もり 1340円

仕事のついでに幸運にも西荻に足を運ぶことができた。当然のように鞍馬にお邪魔した。比較的早い時間だったためか、並ばずにお蕎麦を楽しむことができた。しかも今日はこのまま家に帰ることができる。となれば、呑まない法はないだろう。ということで、お気に入りの田酒をお願いした。上品なガラスの水差しのなかで涼しげに揺れている田酒、素晴らしい。おちょこもずっしりとしたガラスのものだったが、呑み口が薄いのが良かった。のんびりとなめていると、前回同様の箱盛り蕎麦。お蕎麦だけかわいい女の子が出してくれた。個人的にはおかみさんでも十分うれしいのですけれど。それで前回同様、玄蕎麦は違うのだろうけれど、ブレのないお蕎麦を一心不乱に手繰って、今日の鞍馬体験を終えたのであった。今日も素晴らしかった。ごちそうさまでした。今日はたっぷりと湯桶に満たされた蕎麦湯を根性で全部飲み干して、達成感とともにお店を後にしました。満足しました。しかしこのお店のお客さんの平均年齢は驚くほど高い、、、、。オレなんか小僧っこだ。


2017/9 再訪 箱盛りそば おおもり 1340エン

幸いにして鞍馬を再訪することができた。我ながらなんと運のいいことよ。昼さがりに伺ったのだが、例によって年齢相が高いお客さんたちがいい雰囲気を醸し出している。常連と思われる方々は、のんびりと昼酒を楽しんでおられる。私は残念ながら雑用で忙殺されており、午後の予定が詰まっているためよだれを垂らして我慢するしかない。いつものように角盆に清潔な紙がしかれ、小皿に輪切りの繊細なさらし葱、大根おろし、細かくすりおろされた生山葵。その脇には小さな蕎麦猪口と、おそらく蕎麦つゆを供するためにわざわざ作らせた広口の徳利に少量の蕎麦つゆ。これだけでお酒が呑めるのに、、、いや、今日は我慢だ。冷たいお茶を飲みながらじっくりと待つ。しかしあまり混んでいなかったためか、ほどなく箱盛りそばが供された。蓋を開けてみると、見目麗しいきれいなお蕎麦。しかしお蕎麦の薫りは前回よりも控えめな印象。それ以外はぶれを感じさせない、質の高い完成されたお蕎麦だ。特筆すべきは蕎麦つゆだ。今日の蕎麦つゆは、高いレベルに洗練された端正なつゆであり、そのまま全て飲み干したい衝動に駆られて我慢するのがつらかった。神田まつやより薄め、甘さ控えめ、出汁の方向性が違ってカツヲ小魚系以外のものがすこし加えられているようだ。全体のまとまりは大変結構であり、お蕎麦と一緒でなくてもすでに完成された“料理”になっていると感じた。

なんとか自分を律しきって落ち着きを取り戻し、いつものルーチン通りにお蕎麦を楽しむことにした。まずはお蕎麦にお鼻ペッタリして薫りを全身で味わう。もう一度蕎麦つゆをすすってお蕎麦とのバランスを考える。結局半分弱程度お蕎麦をくぐらせることとした。あとは夢中の蕎麦時間で、あっという間にお蕎麦を手繰り終わってしまった。なんのかんの言ってもとてもおいしいお蕎麦だ。薫りがもうすこしだけ強めで、もりがもっと大きければ、注文の付けようがないスバラシイお蕎麦だ。今日もごちそうさまでした。

終わりに近づくにしたがって濃さをましてどろりとしてくる、別仕立てと思われる湯桶
にみたされた蕎麦湯を、夢中で全て飲み干して、満足してお店を後にした私なのだった。ダメだ今日は頭が回らない、、、



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醸し人九平次 純米大吟醸 雄町(おまち) 株式会社萬乗醸造 720㎖ 1819エン [日本酒]

醸し人九平次 純米大吟醸 雄町(おまち) 株式会社萬乗醸造 720㎖ 1819エン


実は初めての醸し人九平次だ。あんまり人気があるのでこれまで手にしたことは無かったが、たまたま立ち寄った地酒屋さんにひっそりと置いてあったため思わず手に取った。四合瓶の場合は1500エンを目安にしているのだが、今回は好奇心が勝ってしまった。

四合瓶を手にした私は、待ちきれず封を切って街角でテイスティング。この際人目は完全に無視する。ボトル(といってもいいだろう、まるでワインのボトルのようなので)の口にお鼻を押し付けてほのかに漂ってくる上立ち香を楽しむ。鮮烈な“ブドウ系”の爽やかな薫りだ。奥行きもあり、薄ぺらっさとは無縁だ。

こういったお酒は、じっくりとワイングラスなどで味わった方がいいと思うのだが、人生は短い、クルマにでも跳ねられたら台無しだ、などとブツブツつぶやきながらそのままお酒をあおってしまう。控えめに見てもいわゆるアル中と呼ばれて否定できるような行為ではない、、、しかし、おお、うまい! 味わいは山田錦で醸したものと比較的近いようにも思われるが、もう少しすっきりと厳しい印象を受ける。酸味もちょっと強めカナ?しかしやはり山田錦系の大吟醸と大雑把な方向性は似ている。ただ少しだけ厳しめですっきりめ。どんどん呑んでしまいそうな後を引く味わいだ。わずかなガス感とともに苦みも。えぐさや強い酸味は感じさせず後味はあくまでもすっきり。全体としてワインに近いような印象を受けたのだが、やはり狙っているのだろうか。

そのあたりでやめてあとは自宅でじっくりと。知人からプレゼントされた愛用のぐい飲みに移して味わってみると、、、。うん、ぐい飲みを冷やしておかなかったから全体の温度が上がって、優しく懐が深い味わいに変化している。この状態の九平次は、万人向きの教科書のようなお酒だと思われた。味わう温度によっても表情をくるくると変える、玉手箱のようなお酒だ。あっという間に呑み干してしまったが、2000エンでもいいかな、と思わせるだけの実力がある、技ありの一本であった。

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徒然FD2 2017/9-2 [クルマ]

徒然FD2 2017/9-2

オレのFD2のメンテが終わったらしい!
早く会いたい!

タグ:FD2
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荻窪 本むら庵 [日本蕎麦]

8月某日
荻窪 本むら庵 せいろそば 735円 2枚

駅からとぼとぼと歩いて到着すると、広い駐車場、大きな門構え、高い天井と店に面した小さいが渋いお庭、、、店内は静謐かつ清潔。お蕎麦を食べる前に、いっぺんでこのお店が気に入ってしまった、、、駅から遠いことを除いて。塩を肴に剣菱を枡ですすりながらお蕎麦を待つ。一見ぷるぷるなよなよ、蕎麦のつぶが残された繊細なお蕎麦だが、口にしてみると何というか、きちんとカドが立った、薫り高い麺だ。つゆ、薬味もお蕎麦に合わせた、やや繊細な印象を残したものだったように思う。お庭を拝見して、剣菱をおかわりして、蕎麦湯をのんで幸せになって帰宅。

日本酒を呑んでしまったので全体の印象で語るしかないが、私のようなおじさんの期待に余裕でこたえる”端正な”お蕎麦屋さん。帰るのが惜しくなって卵焼きを買って帰り、家族と一緒に食べた。やや甘さが勝っているものの、これも素晴らしい大人の食べ物だった。

良い;広くj清潔な店内 行き届いたサービス 廉価で高品質なお料理
もっと良くなる;これ以上何を望むのか このままでいい 日本酒が剣菱のみだが、美味しい日本酒の種類が増えたら家に帰れなくなる、、、。
また行く?;Yes 今度は呑まないで お蕎麦だけを心ゆくまで食べてみたい
総括;海外でも有名なお蕎麦屋さんの本店。支店が六本木にもあるはず。お店は広く清潔でサービスも堂に入ったもの。素晴らしい。もっと沢山食べたい、、、。




再訪 2017/9 せいろ756エン 田舎864エン

久しぶりに本店まで伺うことができた。幸いにして贅沢な時間の使い方ができたので、お昼時の本むら庵へ。店内はいつもながら繁盛しており、お金持ちそうな年配の方々が楽しそうにお話ししておられる。ほとんどの方たちが昼間からビールなど嗜んでおられる。なんとうらやましい。私はといえば休酒中の身の上、ここはグッと我慢だ。小さいが良く手が入れられたお庭を眺め、お茶をすすりながらお蕎麦を待った。やっぱり和風の建物やお庭っていいな。オレも爺になったということだろう。お世話をしてくれる花板さんたちはなんだか家族的な雰囲気のおばちゃんたちであり、喋ったり怒ったりしながらちょっとたどたどしくお世話してくれる。でも喧嘩はやめてほしい。それでも素人っぽい感じが私は好きだ。“田舎を先に出してもいいか?”とおっしゃるのでそのようにしてもらった。本来は味わいが繊細なせいろが先が望ましいのかな、と思うけれども、まあ細かいことはどうでもいい。

久しぶりの本むら庵。ワクワクしながら待っていると、田舎蕎麦は大きめの四角いせいろに乗せて供された。蕎麦つゆは小さな徳利、蕎麦猪口も小ぶりで手の中にすっぽりと納まりいい感じ。小皿には多めのさらし葱の輪切りとこんもりとした生山葵だ。お葱は新鮮で、うまい具合に苦みが抜いてある。これだけで一合はお酒が、、、ああ、、、そうだった今日はだめなんだった、残念だ。山葵は細かい部分と荒い部分をいい感じに混ぜてあるのだが、本日のものはかなり強烈にお鼻を“キック”する。ちょっとだけにしておこう。さてさて。

お蕎麦は当然太目、穀物の粒々を感じさせるような断面。大きめの星が散っている。エッジは適度に丸く、長さはかなーり長めだ。手打ち機械切りということか?わずかなつなぎと力強い穀物の香り。繊細さ少な目、野性味多め。しかし全体としてかなり洗練された印象を与えるお蕎麦だ。男前だ。噛んで食べるタイプなので喉ごしは“ごりごり”した感じ。数本やってみると、これはおいしい。にっこりしてしまう。蕎麦つゆは、、、と。ヒゲタ醤油を使っておられるというこの蕎麦つゆは、神田まつやのものをすこし薄く、甘さをかなり控えたような感じ。カツヲ感は控えめだ。地味だが全体のまとまりはスバラシイ。田舎との勝負は圧倒的にお蕎麦の勝ちなので、格好は悪いがほぼすべてのお蕎麦を蕎麦つゆにくぐらせて手繰る、というか頬張る。これはおいしい。いつもながらお蕎麦のもりは寂しめではあるが、一枚でもかなりの満足感だ。

さて、次は定番のせいろだ。田舎と比べて細く、白く。薫りもお鼻をペッタリするまでもなく繊細な穀物の甘い印象。“くねくね”と横たわったお蕎麦のはかない見た目がなんともスバラシイ。調理場の中をじっくりと見ていたら、職人さんが指先で、せいろの上のお蕎麦を丁寧に“つんつん”しておられた。ナルホド、こうやって“くねくね”させるのか。初めて知った。なぜ“くねくね”?蕎麦つゆとの馴染みをよくするためなのか?くねくねしたほうがかわいいから?謎は深まるばかりだが、謎は謎のままにするのが大人っていうもんだ。それで久しぶりのこのお蕎麦を数本、そのまま手繰ってみる。口の中で広がるお蕎麦の薫りと味わいは、見かけよりも濃厚だ。つなぎも多少入っているように思われるが全く気にならない。せいろの方は半分程度を蕎麦つゆにくぐらせ、生山葵をときどき舐めながら、一気に手繰り切った。満足だ。

食後に供された蕎麦湯は、別仕立てのものではあるが、湯桶の上は薄く下が濃厚というしつらえ。おばさまたちは箸でかき混ぜたりしているようだが、オレは漢だ!すべて飲み干して上から下まで堪能させていただいた。ごちそうさまでした。大満足だ。こんなお店が拙宅の近くにあればなあ、といつも思う私なのであった。ああ、升で剣菱すすりたかったなあ。次はいつ来れるかなあ。

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休酒宣言 [雑文]

休酒宣言

知人と約束をして、その人と一緒に2週間お酒を休むことを決めてしまった。
このまま呑ませておくとその人は死んでしまいそうだから本気のお付き合いというやつだ。
やりぬく自信は全くない。
しかし約束は約束だ。
なんとか頑張ってみようと思う。
でも2週間って長いよな、、、。

その後4日経った。宴会も定番のウーロン茶で切り抜けた。あと10日、オレはやれるのだろうか?
蕎麦屋で呑む夢を見たオレ。

もう少し、もう少しで1週間だ。ああ、苦しいな。
あの人も自分の命のために頑張っているのだろうか?
けっこうぐびぐびとやっているのかもしれない。
しかしそれでも約束は約束だ。オレはもう少し頑張る象!

タグ:日本酒
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久米川 手繰りや 玄治  かさね 864円 [日本蕎麦]

2016年9月5日
Genji.jpg
久米川 手繰りや 玄治  かさね 864円

久米川にご縁ができるとは思わなかった。
仕事をして、少しだけ時間が余った。緊張をリリースしてから家に帰りたい。
周囲のお蕎麦屋さんを調べて、、、このお店まで携帯、ではなくスマホに連れて行ってもらった。スマホがなければ一見さんの私には絶対にたどり着かないようなロケーション。世の中便利になったものだ、と技術の進歩にとりあえず感謝。

手繰りや という、ちょっと凝った店名に気後れしながらもどんどん中へ。ビルの一階、おそらく昔はお蕎麦屋さんではなかったのだろうな、という作りのお店だ。椅子に腰をおろすと背の高い、目鼻立ちのはっきりとしたきれいなオネイサンが応対してくれる。様子がわからないのでいつものようにおおもり、、、、がないので重ねをお願いした。あとでしげしげとメニューを眺めたところ、機械挽きではなく玄蕎麦を手挽きしたお蕎麦があるのだという。次の機会にはそれをお願いしようと思った。

時間もお金もあり、気持ちにも余裕がある。メニューを見ると、おいしそうなお酒が数は少ないが用意してある。故あってお酒を控えている身の上なのだが、、、、お蕎麦を待ちながらお酒を呑めないせつなさに身をよじる。お水をたくさん飲んで何とかしのぐ。オネイサンもよく気が付き、水を足してくれた。お酒飲みたさに冷や汗をかいていたことはばれていないと思うが。ほどなく重ねが到着した。なんとかしのいだぞ。

四角いお盆にのった長四角のせいろが二枚。小皿にはこんもりとしたひと手間加えた山葵と、それからワイルドなさらし葱の輪切り。これだけでお酒が呑める、、、いやいや今日はだめなんだ、、、ここでお水をコップ一杯、、、。気を取り直してお蕎麦にいこう。

お蕎麦はやや平べったい、手打ち手切りのもの。星は目立たず表面はややざらりとしている印象。やや太めでエッジも丸まっているので十割なのか?とも思ったのだが、全体として多少なりともつなぎが入っている印象。数本手繰ってみると、、、おお、、、いい薫りだ。栗のような穀物の甘美な薫りに酔いしれる。小麦もすこしだけ薫るように自分は感じた。

蕎麦つゆは、、、これは徳利のようなものに入れられて供され、私の好きなスタイル。血圧の問題もあるので、蕎麦つゆは最小限にしたいのだ。醤油成分とカツヲ成分がほどよく熟成され、混然一体となっているのだが、その中で地味に力強く、ザラメ的な甘さが主張している。しかし基準としているまつやのものほどは甘くないようだ。いい蕎麦つゆだ。しかし最近まつやもご無沙汰している。今度無理して時間をつくろう。お蕎麦になかなか力があるので、お蕎麦の7割程度、蕎麦つゆをくぐらせるとバランスが良いようだ。喉と歯の両方で楽しむような、本格的なお蕎麦だ。

もう一つ、特筆すべきこととして、お蕎麦の盛りの多さをあげておきたい。私はいわゆる銘店盛りをあまり喜ばない人間だ。おいしいものは誰だってお腹いっぱい食べたいに決まっている。やせ我慢をして銘店盛りを受け入れる必要などないのだ。このお店のお蕎麦の盛りは大変気前よく、せいろ一枚でも有名店の大盛りに相当するか、それ以上の量がある。これは素晴らしい。心ゆくまでこのお店のおいしいお蕎麦を堪能できる。しかしいくら太めのお蕎麦であるといってもお蕎麦は生き物だ。供されたら味が変わらないうちにどんどん手繰っていくに限るけれども。

そんなこんなで、良質なお蕎麦を心ゆくまで楽しんだ久米川の夜だった。
神田とは違う感じ、ちょっと離れた地方都市の感じがお蕎麦にも漂っており、やや垢抜けない部分がむしろ誠実さと感じられて、個人的にはとっても気に入った。ご亭主がややお疲れのようで、蕎麦打ち場で倒れるように眠っているのが気掛りだ。体を大切にしてお店を続けていただきたい、と強く願っている。二日酔いとかなら良いのだが。

写真のアングルが悪いのは急いでいたので許してください、、、。

良い;北多摩にある本格的なお蕎麦屋さん。材料も、調理もよいが、何といっても盛りの多さ、、、ご亭主の心意気がうれしい。手打ちの良質なお蕎麦を、心ゆくまで楽しめる。花板さんの客あしらいも大変結構でした。日本酒もいいものを置いてあるようだ。夜もたのしいのではないか?地元の方々がうらやましい。
もっと良くなる;このままでいいと思います。
また行く?;Yes たびたび通っても飽きがこないのではないか。次はせいろと手挽きの両方を試してみたい。
総括;北多摩の比較的小さな町の駅前にある、とても誠実で良心的なお蕎麦屋さん。あまりなじみがない土地柄なのだが、地元の方々に人気があるお店であることは間違いないだろう。お酒もサービスもVery goodだ。ああ、このお店で心行くまで呑んでみたいな、、、。


2016年10月 再訪 二色せいろ 972円

運よく再訪できた。今度は十割田舎蕎麦であるという手挽き蕎麦とせいろ蕎麦の組み合わせの二色せいろをお願いした。前回同様、すらりとした花板さん、低く流れるJazz、コンクリートのビルだが内装はWoodyな感じ、、、私には居心地のいい空間だ。しばしのんびりとした蕎麦屋時間を楽しむ。まず最初に供されたのは普通のせいろ。こいつは前回同様、盛りがとてもよく、一枚でいわゆる銘店の大盛りをしのぐボリウムだ。安心安全、信頼のお蕎麦だ。あっという間に手繰り終えると、次はタイミングを見計らって手挽き蕎麦が供された。いわゆる挽きぐるみというやつだろう、荒っぽい星がそこここに散っている。野趣豊かなLooksを楽しむ。おそらく手打ち手切りのお蕎麦は、表面にいかにもといった穀物の粒子を感じさせる粒々が光り、エッジがやや丸まった中細のお蕎麦で、手切りであるからこそ、比較的短い仕上がりだ。これこれ。こういうのが食べたかったのよ。洗練されてはいないが、じんわりと薫ってくるお蕎麦を数本手繰ってみると、舌の上で暴れ、喉をこすりながら胃に収まっていく。よしよし、なかなかいい。こいつも四角いせいろの上でこんもりうねうね、たっぷりとほほ笑んでいる。スバラシイ。

いわゆる銘店と比較すると洗練の度合いは足りないかもしれないが、上質な、しかも二八?と十割を同時に、しかもしかもたっぷり心ゆくまでたくさん楽しめる、、、都心を離れたお蕎麦屋さんはこうでなくっちゃあ、というのが今日の感想だ。

たっぷりと供された蕎麦湯を、いつものように三杯楽しんで、幸せな気分でご亭主にお礼を言ってお店を後にした私だった。こんなうららかな午後が、また近いうちに訪れるといいな。



2016年11月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。大将が疲れ切って調理場で倒れるように眠っているのが気にかかる。
おそらくおかみさんと思われる方も感じがいいし、背の高い娘さんと思われる女の子も
可愛くて清潔感があってスバラシイ。居心地のとてもいいお店だ。1000円札一枚でこんなに幸せになれるなんて、、、。
今日もごちそうさまでした。また伺います。地元の人は幸せだ。


2016年 ⒓月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。いつものお蕎麦といつもの蕎麦つゆ。花板さんも軽快に動き回っており、平均年齢が高いカップルがどんどん入店してきて活気がある。いい雰囲気だ。無念無想の、それでも幸せな蕎麦時間を過ごさせていただいた。

支払いを済ませて板場を覗いてあいさつすると、大将がいない!やや若く、すこし大きい男性が板場を仕切っておられるようだ。しかし少なくとも私には、味の違いは全く感じられなかった。それでも大将がいないと寂しい。大将カムバック!

自分はお蕎麦に関しては、週に一度位でいいので、このお店に足を運ぶことができれば満足だ。すべてが私にちょうどいい。今日もごちそうさまでした。かつて体調を崩してお店を一時休んだという話を伺ったので、大将が心配だ。


2017年 1月 再訪 二色せいろ 972円

きょうも大変結構でした。いつものお蕎麦といつもの蕎麦つゆ。花板さんもいつも通り感じが良い。短時間ではあったが、幸せな蕎麦時間を過ごさせていただいた。蕎麦つゆの味がいつもと少し違っていた。名人でもこれくらいのブレはあるんだなあ、とフムフムさせていただいた。今日もごちそうさまでした。もう少し時間があればなあ、、、。


2017年 3月 再訪 重ねせいろ 864円

その後何度かお店に振られてしまった。当然だが地元の人気店らしく、お客さんが列を作って待っている。貧乏暇なしの私は、残念ながら待たせていただく時間がなかったのだ、、、残念。しかし本日は仕事が早上がり、いそいそと足を運ぶ。おお、お客さん誰もいないぞ!

それでさっそく喜び勇んでオーダーを通したのだが、いつもの二色をお願いするつもりで間違って重ねをお願いしてしまった。しかしこれはこれで大変結構。蕎麦ツユの仕上がりにぶれがあるのもいつも通りなのだが、それはそれ、合格ラインは軽々とクリアしており、お蕎麦全体としては大変結構でした。ご馳走様でした。いつもの花板さんは若い背の高い女性、ボーイッシュで清潔感があって好感をもっているのだが、今日は女性らしくばっちりとフルメイク。なにかあったのか?これからデートとか?興味津々であった。次回が楽しみだ。もう少し生きてないとね。



2017年 4 月 再訪

お昼に満席でふられ、夜にまた予約でいっぱいになっていてふられた。お店が繁盛していることはとっても嬉しいのだが、ちっと切ない気持ちになったオヤジなのだった。頼むオレにもお蕎麦を喰わせてくれ、、、。



2017年 4月 再訪 二色せいろ 972円

今日のせいろは完璧だった。おそらく打ち立てのお蕎麦を口にする幸運に恵まれたのだろう。お蕎麦の穀物特有の甘い香り、粒々した蕎麦肌?、のど越し、味わい、、、、。大変結構でした。いろいろとお蕎麦を食べてきて、自分なりの好みがはっきりとしてきたのだが、今日のせいろは自分の好みそのものだった。もう一枚追加しようと思ったがはしたないような気がしてやめておいた。しかし食べておくべきだったなあ。いつもの挽ぐるみ田舎蕎麦(手挽き)も、もちろん結構でした。



2017/9 再訪 二色せいろ 972円

今日のお蕎麦はやや太めに切られていたのだが、気分の問題なのか故意に変えておられるのか。おそらく後者なのだろう。蕎麦つゆはやや甘みが強く、全体に濃い感じであった。昨日はきつい仕事をしたにもかかわらず、お酒も嗜むことができず、ここのお蕎麦をずっと夢見ていたのでお店のテーブルに着いたときはホントに嬉しかった。今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。今日も幸いにして“おいしいお蕎麦でおなか一杯”という夢を実現できました。とりあえず幸せだ。



2017/9 再訪 二色せいろ 972円

今日も大変結構でした。ごちそうさまでした。
贅沢な話だが、すこし飽和気味になってきた、、、。


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徒然FD2 2017/9-1 [クルマ]

徒然FD2 2017/9-1

私の体の一部となっているFD2を車検とメンテのためにディーラーに預けている。もちろん代車はお借りしているのだが、そのクルマに乗っていると申し訳ないが眠くなってしまうため、このところ外出を控えるようにしている。やはりクルマはスティックシフトでないと危ないよ。仕方がないので脳内ドライブを繰り返して自分を慰めているのだが、最近FD2が血肉と化している私でも、愛車に100%満足しているわけではないことに気が付いてしまった。それで深く掘り下げてみた。

まず、今の私がクルマに臨む要素をクリアにしてみた。
1. 回して気持ちがいい信頼性が高いエンジン 2000㏄以下で十分
2. 気持ちがいいマニュアルシフト
3. 小ぶりでカッチリと作られたボディ 
4. FR
5. きちんとしたサービスができるディーラー
6. 大きめで疲れないシート
7. 最低限のプレステージ 恥ずかしくなければいい
8. できれば日本車

ということがはっきりしてきた。

だからFD2の場合、4.だけが満たされていないわけだ。5.についても難があるが、信頼できるメカ氏と知り合うことで何とかなっている。不満の原因がはっきりしてすっきりした。そうかオレはFRに乗りたがっていたのか、、、。我ながらちょっと恥ずかしい。それならFD2を降りるべきなのだろうか?

一方で、現在新車で手に入れることのできるクルマのなかで、クルマとしての本質を最も高いレベルで極めているのはどのモデルなのか、ということも突き詰めてみた。私的な結論を書いてしまうとVWゴルフではないかと思うのだ。走る曲がる止まるの基本的性能、荷物を運ぶ実力、クルマとしての歴史等々。考えかたはいろいろあるだろうが、このクラスのベンチマークとなっているこのクルマを候補にあげても、異論を唱える人はあまりいないのではないか。それで乾いたぞうきんを絞るようにしてなんとか自分のための時間を捻出し、VWディーラーまで足を運んだ。他のクルマには目もくれず、ゴルフに乗り込んだのは言うまでもない。GTIだ。もっと小さなエンジンで十分なのだがマニュアルを選べないので仕方がない。最低限のオプション付きで450万円と結構なお値段だったのだが、4.8.を除けば私の要求を全て満たしている。しかし同じFFなんだから、FD2をこのまま乗り続ければいいじゃん?と私の心は告げるのであった。

逆に、1.から8.までの条件だけを見て絞り込んでいくと、トヨタの86が最後に残るようだ。マツダのロドスタももちろんいいのだが、5.6.に不安が残る。86は何度か試乗しているのでその時のことを思い出してみるのだが、どうも86に乗って幸せになれる気がしない。トヨタごめんよ。ということは、1.から8.までの要素以外にも、私がもとめている何かがあるということなのだろう。このあたりで壁に突き当たって、考えが深まらなくなってしまった。

やっぱり私のような頑固で偏屈な人間が、一台のクルマで満足することは難しいのだろうか?クルマをくるくる入れ替えたり、どんどん数が増えていくのはできれば避けたいのでもう少し考えてみよう。

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2017/9 槽しぼり 純米吟醸本生「みどりの天明」曙酒造合資会社 3165エン(税込) [日本酒]

2017/9 槽しぼり 純米吟醸本生「みどりの天明」曙酒造合資会社 3165エン(税込)

お酒の買い方を決めた。徒歩で特定の某酒屋さんまでてくてくと出向き、手に入れば獺祭の50を一升瓶で。売り切れていれば店内にある1)山田錦2)吟醸以上のお酒を一升瓶で購入し、最後までじっくり付き合う、というものだ。基本家呑みで、日本酒以外のアルコールはできるだけ口にしない。日本酒以外を呑むくらいならお水を選ぶ。もろもろの事情で某酒屋さんに行くことができなければ我慢する、というルールを本日勝手に制定した。さようならワイン、さようならビール。まあ仕事上の付き合いは別だが。

ということで本日がその初日だ。某酒屋さんまでてくてくと赴き、獺祭を探す、、、やはり50だけが欠品だ。四合瓶や等外にもものすごく惹かれたが、ルールは守るためにあるのだ。いろいろと考えた末に天明を手にいれた。よだれを垂らしながら自宅へ。さっそく封を切ってみる。プシュっとちょっとガスっぽい。おお、これはいい薫りだ、、、。うまいに違いない、と確信する。結果的に私の確信が裏切られることはなかった。

上立ち香は、まさにフルーティ。リンゴ~洋ナシ系。バナナっぽさもある。どうもいい加減な表現だな。それで含み香は、やや酸味が強くなる印象。口に含んでみると、とっっっても爽やか。ジューシーという表現がぴったりとあてはまる。これだよこれ、こういうのが好きなんだよオレ。控えめだがにぎやかな味が一瞬にして舌の上でパーティをしているようだ。そいつらが一斉に甘酸っぱい味と薫りを残して喉の奥にあっさりと滑り落ちていく。ちょっと寂しい。後味は不思議だが大人っぽい苦み。後をひくおいしさとはこのことだ。ヒリヒリとした印象を私の疲れた舌と歯茎に残しつつ、手を振りながら去っていく天明なのであった。超絶お勧めです。うまい。

封を切ってから呑み終わるまでの数日間、もちろん冷蔵庫でできるだけ動かさないように冷やしておくのだが、少しずつ少しずつ味が変っていく。突進した味や薫りがみるみる丸くなっていくのが楽しい。これを成長と呼ばずしてなんと呼べばいいのか?だから日本酒は一升瓶に限ると思うのだ。


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【樽出し生ワイン】カベルネ・ソービニヨン(赤) シャトレーゼ 740ml 740 円 [雑文]

【樽出し生ワイン】カベルネ・ソービニヨン(赤) シャトレーゼ 740ml 740 円

お菓子で有名な山梨県勝沼発祥のシャトレーゼ、、、ここで“生ワイン”を良心的な価格で提供しているのだという。ものすごくおいしそうに紹介しているサイトがあったため、矢も楯もたまらずお店に。店内には女性ばかりでオジサンの居心地は極めてよろしくない。しかし店員さんは丁寧に対応してくださり、不愉快なことは全くない。高級感こそないが、雰囲気は悪くない。このワインは、シャトレーゼのサイトでは“無殺菌・無濾過の≪生ワイン≫のため、まろやかな口当たりです。”と紹介されている。ブドウの本場山梨県で作られたワインなのだからまずかろう筈がない。いそいそと購入して自宅へ。このワインは、一度ビンを購入すると次回はビン代がかからないという、時代に即したエコを意識した販売方式を取っていることは特筆しておくべきだろう。さて。

ワインを飲むということは、その分愛する日本酒を減らすことになるわけで、そうまでして味わう価値があるかどうかというのが私の側の命題だ。ワインボトル一本740円ということは、一升びん換算で1800円ということになる。最近、この値段では廉価な日本酒しか買うことができないのだが、実際に呑んでみるとこのワイン、どういった評価が下されるだろうか。

緑色の通い瓶は、注ぐとワインが垂れてしまうのでちょっといただけないが、なかなかいい味を出している。幸いなことに清潔感もある。安心して購入できる感じ。いつもは日本酒を注ぐ盃にワインを適量、というかたっぷりと注いで薫りを、、、。揺らしてみたり手のひらで温めてみたりして薫りを味わう。ぱっとした華やかさはないが、重く、濃く、力強い、私が知っているカベルネ・ソーヴィニヨンの薫りだ。地味だが実力のある感じ。私はワインの味や香りを表現する多彩な形容詞を上手に操ることはできないが、なんというか、ワインだけを楽しむというキャラクターではなく、食事と一緒に味わうわけでもなく、たとえばサラミなんかをちょっとだつまみながらたくさん飲むときによさそうなワイン、というのが個人的な印象だ。ワインも量だけはたくさん飲んできたが、いまひとつつかみ切れていない、というのが正直な自己評価なのであまり自信はないのだが、誠実につくられた、安直な表現になるが無印良品のようなワインだと思った。自分的には、何らかの理由で赤ワインが飲みたくなったらこれで満足できるかな?つまり結構気に入ったということだ。今度は同じお店のシャルドネを試してみようと思っている。


【樽出し生ワイン】シャルドネ (白) シャトレーゼ 740ml 740 円
それで最近、シャルドネを試してみた。赤よりも口当たりがよいのはアタリマエか。シャトレーゼのサイトによれば、“シャルドネ種ぶどうを原料とした白の辛口。無殺菌・無濾過の≪生ワイン≫のため、まろやかな口当たりです。 白い花や、グレープフルーツのような柑橘系の香りとナッツのような香ばしい風味が特徴。魚介類の料理に相性抜群な白ワインです。”とあるのだが、あまり風味を感じないままにあっという間に一本呑み終わってしまった。口当たりの良さおそるべし。“生”という印象は確かにある。”辛口”という感じは受けなかった。しかし私の頭の中にある、よく冷えたシャルドネの味と薫りとはかなり異なった印象。お店の感じのよいオネイサンによれば、常温保存で2週間はOKとのこと。そうなのか?それでいいの?印象があいまいなので、もう一度試してみようか。次はよく冷やしてから呑んでみよう。赤よりもこちらの方が自分には合うようだ。ご馳走様でした、また今度。


2017/9
最近ここのシャルドネばかり飲んでいる。
日本酒を少し減らして、ワインに一部を置き換えてみているのだ。
ワインなら適量で止めることができるのだが、日本酒の場合、行くところまで行ってしまうからだ。当然翌日のつらさが全く違う。30年以上お酒と付き合ってきたのに、いまだに上手にお酒と付き合うことができないワタシなのだ。もっと上手にかっこよく呑めるようになるといいな、しかしもう無理だろうな。次は久しぶりにカベルネ・ソービニヨンを呑んでみようか。


2017/9
ということで、久しぶりにカベルネ・ソービニヨンを呑んでみた。意外だがおいしい!今日のはメルローよりいいかも!私の体調のせいなのかお店の保存の問題なのか。ともあれ、廉価でおいしいワインで幸せな時間を過ごすことができた。ありがとうございます、シャトレーゼ。
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