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吉祥寺 中清 [日本蕎麦]

11月13日
吉祥寺 中清 生粉打ち 大もり 1200円

今日は早起きをして、昼食もとらず、働きづめに働いた。全てはお蕎麦のためだ。勢いがついて働き続けようとする我が身に全力でブレーキをかけ、仕事を切り上げて、遠路はるばる吉祥寺へ赴いた。かつて大好きだった音楽家が書いた本にお勧めのお蕎麦やさんと紹介されていた”中清”へ。駅からずいぶん歩いて程よい運動になった。期待に胸が弾む。

暖簾をくぐり、大き目の机に陣取る。駅から遠いためか、お店が空いているのが嬉しい。まずは石川県の地酒でのどを潤す、、、最高だ。もう一合追加、、、幸せだ。お蕎麦屋さんでビールを飲む人は”オ・マ・ヌ”に違いない(すいません)。私は石川県のお酒が好きだ。石川県出身の知人達は全て変わり者だが、皆いい味を出している。人間も良いが、それ以上に石川県のお酒が好きだ。体に合うというか、相性がいいというか、、、。とにかく好きだ。裏切られたことはほとんど無い。

味覚や嗅覚が失われないうちに、生粉打ち蕎麦の大盛りをお願いする。供されたものは、やや太目の中細麺。角が立った、ハンサムなお蕎麦。蕎麦の粒を感じさせない。一見機械打ち風。つるつるピカピカしている。つなぎなしでこんなことが可能なのか?懐疑的になる。しかし薫りは、、、つなぎなしの蕎麦そのもの。純粋。遠くのほうで非常に僅かな”焦げ”の薫りを感じたが(本当か?)、これは蕎麦そのものから来るものなのか、製粉を急ぎすぎたためなのか。わからない。私は職業的評論家ではないので、正直に感じた通りを記すことにする。味も、、純粋な蕎麦そのもので、喉ごしも最高だ。美味しいです!惜しむらくは量が、、、少ない。しかしこれはいつものことだ。大食漢の私の胃は、”もっと沢山欲しい”と激しく悶えた。

つゆは江戸前と比べて僅かに薄め、だしも適度で、かつおがびんびんに効いているわけではない。甘みも僅か。美味しいのでつい何度かつゆだけ飲み干してしまう。血圧が上がるよ。葱もさらしてはあるが、野性味が残されている。山葵は少量で、瀬戸物の下ろし金と共に供される、、、こいつは最高だ。すりおろす前にそのまますこしかじってみたら、目から火が出て、涙ボロボロになった。もったいないので蕎麦はそばで、つゆはつゆで、、、とすべてを別々に楽しんだ。それらの全てを一緒にして食してもみたが、各々の要素が掛け算になるような魔法はおこらなかった。しかし各々がしっかりと美味しい。蕎麦湯も薄めだが、蕎麦粉がたっぷり。蕎麦茶も出がらしっぽかったがなかなか趣のあるものであった、、、、、ご馳走様でした。

これまで私が知る中で最上のお蕎麦だった。老舗は全体の組み合わせの妙で食べさせる。このお店は、なんというか、素材と技で食べさせる。どちらの行き方も、素敵だと思う。お酒を呑む楽しみも含め、至福のときを持つことができた。もうほんの少しだけお店が清潔なら心からの満点だ(私はやや病的な清潔好きなのです。ぬかで磨きこんだようなさらさらとした白木のカウンターとかが好物です)。また、Jazzは自分で演奏を試みるくらい好きだが、お蕎麦やさんには合わないと思う。静かなほうが個人的には好み。たとえお店に面した車道が多少うるさくってもだ。ともあれ、今夜はよっぽどのことが無ければ、いい夢を実ながら幸せに眠れそうです。ありがとうございました。


良い;純粋な直球の”お蕎麦” つゆ、山葵、葱、全ての要素がとっても高レベル 石川県の地酒は美味しい
もっと良くなる;もうほんの少しだけお店を清潔にしていたただければ満点です 蕎麦、つゆ、ETCの組み合わせが掛け算になれば完璧・無敵でしょう お蕎麦の量は増えませんか?

また行く?;当然Yes 近くにあれば毎日通いたいです

総括;吉祥寺にあるJRの駅からちょっと遠いお蕎麦屋さん ごまかしの無いストレートの直球蕎麦 最高です石川県の地酒も本当に美味しい お母さん、お手すきのときにもう少しだけお掃除をお願いします このままでもすんごく愛していますけど ほとんど満点です 最高です 又行きます(我を失っている、、、。)


2015年 8月  再訪   さとそば 大盛り  920円

幸運にして再訪する機会を得た。しかもお昼の時間だ。いつもと違う中清を見ることができるかもしれない。期待は高まる。

お店に入ってみると、なんだかマニアックな装いの学生さん風のグループ(私の苦手なオタク系?)が二つ三つ。もう一つはガテン系のおじさんのグループ。巨大なおじさんである私は迷わずガテン系の隣のテーブルを選んだ。残念ながらこれが失敗だった。仕事がらみの雑用を片付けつつ、メニューにじっくりと目を通す。そうか、こんなメニューだったっけ、、、お隣のグループのおっさんたちはずるずると蕎麦つゆをすすっている。そして彼らは食後に狂ったように煙草をふかし始めたのだ。おかみさんからのお小言はなしだ。これではどうしようもない。”ここをどこだと思っているんだ!”怒り狂っておっさんたちを血祭りにあげようかと思ったが、俺もおやじだ、生活も家族もある。彼らも同じだろう。あきらめるしかない。

それで繊細な味と薫りを楽しむ新蕎麦をあきらめて、味も薫りも強めと思われる、“さとそば”というやつをお願いした。挽きぐるみの二八という記載があったので、強烈なお蕎麦の薫りで煙草臭を撃退しようと考えたのだ。

やがてお蕎麦がのんびりまったりと到着すると、お盆にざる、さらに大盛り分の小さなざる。さらし葱とおろしたての生わさび。さらにさらに茗荷系の箸休めが供された。お蕎麦はやや黒々としたエッジのたった中細。星が点々と大量に舞っている。断面に穀物のツブツブ感を感じさせ、いやが上にも美味体験への期待が高まる。チラ見するとお隣のガテングループは帰ることにしたらしい。よしよし。それで安心してお蕎麦をクンクンして忘我の境地に入ろうとしたが、どうもだめだ。さっきの煙草でお鼻がバカになったらしい。もしくはお蕎麦の薫りがあまり強くないのかもしれない。“おっさんたち、肺がんで死ね!”と半ば本気で呪いつつ、久しぶりに中清の魂、蕎麦つゆをすする。江戸前の蕎麦つゆの3割増しくらい爽やかな、さっぱりとした蕎麦つゆだ。おそら意図的に生醤油の薫りを生かしてある。これは素晴らしい。食べ飽きないおいしい蕎麦つゆだ。それでさらし葱をつまみに日本酒を呑めないことをのろいつつ、大盛り“さとそば“を夢中で手繰り続け、満足して秒速で完食。お鼻が過敏なため、せっかくのおろしたての山葵を残してしまって申し訳なかった。人前で涙ボロボロは避けたいのだ。それで供された蕎麦湯をすべて飲み干して、かなり満足してお店を後にした。石川県のお酒を堪能できなかったことがかえすがえすも残念だ。蕎麦湯に焼酎をたらしたら、午後は桃源郷のような半日になっただろうに。私は石川県のお酒を愛しているのだ。こうしてみると、吉祥寺は蕎麦好きにとって素晴らしい街なんだな。銘店がたくさんある。意外だが本当だ。また家族や友達と来たいな、とこころから思った。店内禁煙を強く強く希望。




2016年 5月  再訪   生粉うち 1000円?

人生のキョロ、、、ではなく㌔、、、でもなく岐路を迎えるにあたり、頼りにしている先輩のような方を無理やりお招きして私が愛してやまない中清に引きずり込ませていただいた。石川のお酒を少しずつ味わい、肴を楽しみつつ、いろいろとご教示いただいた。ありがたかった。外でお酒を呑むのもずいぶん久しぶりであり、ちょっと緊張したりもしたのだが、これからもなんとかやっていけそうな気になった。

そうであればやはりお蕎麦だ。お酒の仕上げにお蕎麦にもむりやりお付き合いいただいた。きょうのお蕎麦は、、、、うーん、、、、、素晴らしい。いつも通りの中清のお蕎麦なのだが、姿かたちも、色も、薫りも、のど越しや舌触りも、味そのものも、素晴らしかった。蕎麦つゆもいつもの安定した味わいで、お蕎麦とのコンビネーションも完璧のように思われた。

自分にとって大切な方と、大切に思っているお店で、濃い時間を過ごすことができて幸運だった。
"先輩"も、中清を気に入ってくださったようで嬉しかった。
はやく家人を連れてこなくては。

あしたからまた闘っていこう。

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