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月の光 純米吟醸生酒 [日本酒]

12月13日
月の光 純米吟醸生酒 一升瓶 3000円 嘉美心酒造

いつもの酒屋さんで”むちゃくちゃうまいっす”と勧められた。岡山の酒蔵で、岡山白桃という酵母を使っているとか。無加圧、無濾過、で作られているとか。早速買わせていただいて、試してみる、、、封をきって、ふたをぽんと開ける、、、と、、、なんと、、これは苺だ!こんなのありなのか?果物のような薫りがする日本酒は”あり”なのかどうか、いろいろ議論はあるだろうが、とにかくこれは脳がとろけるようないい薫りだ。暫く恍惚となって、このお酒の薫りを楽しむ。本当にお米からできているのか?

口に含んでじっくり味わい、、、それからゆっくりと喉に、、、落とす。とろりと甘優しい、、、しかしそれだけではなく、刺すような苦みを感じる。後味はやや厳しい、意外と”がっつり”とした男らしい印象を残す。薫りと後味ははっきりと解離しており、全体としてのまとまりを欠く嫌いがある。私の鼻は”女性的で鮮烈なお酒”と言うが、私の舌は”一見女性的だが結構芯が強く男性的なお酒だ”、と言うわけだ。 頭が知覚を統合できず、ちょっと混乱してしまう。温度をやや高くしてみても、この印象は変わらない。丁寧に作られた、純度が高い印象を与えるお酒であることは間違いない。薫りの印象が強すぎて、少しだけ飲んでみても全貌を掴みきれない。好きか嫌いか良くわからない。しばらくじっくりと呑んでみよう。苦みへの解釈、もしくは好みがこのお酒の評価のポイントになりそうだ。

封を切って翌日、、、苦味がマイルドなものになっている。空気に触れて何らかの反応が起きたのか?かなり劇的な変化。ちりちりとした舌を刺す苦味が減り、喉の奥を”押す”ような苦味になっている。上記の”脳をとろかす様な”薫りは残念ながらマイルドなものになってしまったが、男性的な印象が強まって、全体のまとまりはずっと良くなっている。これはいい。美味しい。その後一升飲みきったが、最後はかなり輪郭のはっきりした、きびしく鋭い味になって終わった。薫りは控えめだ。ほんの数日で、お酒の味はこうも変わるものなのだろうか?やはりお酒は生ものなのだ、と、あらためて認識した。刻一刻と味も薫りも変わってゆく。冷蔵庫の中でさえ”育ってゆく”と言っていいのかもしれない。言うまでもなく、飲み手の体調や、肴によっても味わいが変ってゆく。お酒とは、本当に儚い、繊細な飲み物なのだ。本当に日本の文化は奥深く素晴らしい。ワインなんて目じゃあないよ。

また呑む?:Yes
印象    :岡山県の銘柄。豊富な材料を投入して、人手をかけて丁寧にお酒を造っているとのこと。確かに。あとは呑み手の好みに合うかどうか。封を切ってからの劇的な変化を楽しめる人には良いと思う。私は楽しかった。個性的で、質的に高いお酒であることは間違いない。個性的なのは良いことだと思う。あらばしりもある。こういうお酒に出会ってみると、やはり日本酒は4合瓶ではなく、一升瓶で買うべきなのだろう、と思う。そのほうが安いし。一升呑み終わるまでの、味の変化が楽しめる。これは素晴らしい。しかし日本の冷蔵庫は一升瓶を納めるには小さすぎるのだ、、、。考えすぎてえらそうな文章になってしまって反省。

お酒を実際に造っている人たちが”我々日本の素晴らしい文化を継承する人”として尊敬を集めるべきだ。上から目線で批判ばかりする人は、個人的には好きになれない。私自身は、お酒を作る人たちの熱烈なファンに過ぎない、と思っている。

2014年12月某日
今度は四合瓶を。昨年のものと同じ味、薫り、色、舌触り等々の傾向ではあるが、果物のような味わいがやや少なめ。相対的に厳しい味の印象が舌に残る。しかし全体として上質なお酒であることは間違いない。食事と一緒に、ではなく、お酒そのものを楽しむのにはいい銘柄だと思った。しかしこれを呑むと翌日お腹が大変なことになる、、、ような気がしている。
タグ:日本酒
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