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高価な楽器を購入する話3 [雑文]

 ようやく気持ちが落ち着いたので、ことの顛末を書いてみようと思う。

 製作家に会いにいった。やはりお店は責任を取ってくれないようだ。ここのところがよくわからない。ともあれ、製作家に、私が納得のいかない部分をみてもらった。こちらの意志は伝わったようだ。彼の意見を要約すると、”気に入らないなら買ってもらえなくって結構”ということであった。私の理解を超えた反応だ。デポジットを沢山収めて何ヶ月も待って、納得のゆく楽器を手に入れられなかったわけだから。しかし怒鳴っても何も事態は改善しそうに無かったので、楽器をお返しして、その後デポシットを返して頂いた。

 商品である楽器を弾きまくる店の人とか、雑な楽器の扱いとか、一部の製作者の態度とか、この音楽ジャンルに関わる人たちの独特の雰囲気とか、ほとほとイヤになってしまい、本来やるつもりでいた音楽ジャンルに戻ることにした。その後ドイツやアメリカやオランダや、もちろん日本の製作家たちと連絡を取り、結局なぜか非常にやる気のあるオランダの製作家に、人生最後で最良の楽器を作ってもらうことになった。何度もメールをやり取りして、楽器のスペックを絞ってゆくのは、自分が必要としている楽器が良くわかっているつもりなので、楽しいプロセスだった。しかし残念ながら、日本の名人が作った楽器を買うことはできないことになってしまった。

 それでも、ようやく、心穏やかに、自分だけの楽器が出来上がるのを待つ、心豊かな毎日を送ることができている。

 最初からこうすればよかったんだな。
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