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国分寺 三日月庵 → 花旬庵 [日本蕎麦]

11月21日
国分寺 三日月庵 大もり 670円

駅ビルのレストラン街にお蕎麦屋さんを見つけた。なんとなくお蕎麦を食べたくなったので、失礼だがあまり期待せずに入店。お店のつくりはそこそこ。それなりに清潔。まあ駅ビルだし。おそらくアルバイトのウエイトレスさんは、元気があり感じがよい。銘柄不明の安いがなかなか美味しいお酒を呑みながらお蕎麦を。

つなぎが多目の機械打ちのピカピカしたお蕎麦。角が立って見栄えはいい。その薫りから4-6くらいかな、と判断したが、Webで確認したところ、北海道の蕎麦粉を使った3-7蕎麦とのことで納得。山葵は粉、つゆはおそらく出来合いのもの、、、気楽にお蕎麦をたぐった、、、すると結構美味しい。きちんと茹でて、上手にしめ、しっかりと水を切ってあるのだろう。なるほど。気楽なお値段安めのお店で、机や椅子、食器なども結構使い込まれている。高級感とは無縁だ。しかしお蕎麦そのものについては、調理している人が、与えられた限られた材料と調理場で最良の仕事をしようと努力しているようだ。そう感じた。そんなことを考えながら、気分良く食事を終えた。自分も、与えられた場所で最善の努力を尽くそう、などと殊勝なことを考えた。

良い;気楽な店 良心的な値段 最上の材料ではないが調理には最善を尽くそうとしている印象
もっと良くなる;外の景色を生かす工夫ができるとなお良いです

また行く?;Yes
総括;駅ビルのお蕎麦屋さん。ムヅカシイことを言わずに、気楽に寄れば結構幸せになれる。家族連れにも入りやすそう。

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米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円 [日本酒]

米鶴 純米生酒 米鶴酒造株式会社 720ml 1080円

洋酒をやめ、焼酎をやめ、ビールをやめ、、、。納得のいく年齢相応の大人としての呑み方ができなくなったから仕方がない。しかし日本酒をやめるのは個人的には日本人として人生から降りることを意味するような気がする。だから稀に呑む。一人で呑む。

信頼する地酒屋さんにお任せで選んでもらった。彼が“これはないっすよ”“お買い得っすよ”というので、“そうっすか”と受けてさっそく手に入れた。廉価なお酒なので、正直あまり期待はしていなかった。自宅で封を切ると、ふくよかでさわやかな吟醸香。まるで果物のようだ。本当か?本当なのか?すすって丁寧になめてみると、洗練された舌触り、滑らかな喉越し。生酒なのにコクも十分にあって、しかし主張しすぎることなく快い後味と深い薫りを舌と鼻に残しつつするりと喉をおちていく。呑み飽きない。ついつい盃を重ねてしまう。つまみはいらない。本当だ。しかしあなたが日本酒を呑みなれた人であれば、複雑なピリリと舌を刺す苦みが僅かに舌に残ることを気にするかもしれない。これを好むかどうか、許容できるかどうかでこのお酒の評価が分かれるのではないか。個人的にはこの苦味はものすごくいいと思う。苦みがあるから甘さとさわやかさが引き立つというか。全体の印象は、一番好きだ、ときめている某日本酒(秘密)と似ているように思われる。全体に甘くて、透明で、コクはあるのにさわやかだ。なぜお米からこんな意外な、しかも素晴らしい味わいを作り出せるのか、私の理解をはるかに超えている。実にスバラシイ。淡い山吹色のこのお酒は、今も私の目の前で、涼しげに汗をかいた4合瓶のなかで揺れている、、、。

地酒屋さんの予言通り、私はすぐに4合瓶を飲み干してしまい、何度かリピートしたのちに結局一升瓶を買い込むに至った。やはり日本酒は一升瓶で呑まないと。家に帰るとこのお酒が一升瓶で笑いながら揺れて私を待っている。このお酒は確実にあなたの人生を少しだけ豊かにしてくれます。四合瓶と違って一升瓶の場合、封を切ってから味が少しずつ変化していくのがたまらん。個人的に超お勧めの一本です。来年はどうなるのかな?

この喜びをあなたに。
ただしホロ苦いのOKな人限定です。
これ以上にコスパが高い日本酒はめったにないのではないでしょうか?


また呑む?:Yes 
印象    :山形県で醸されている、超良心的なお酒。地酒屋さんによれば、この蔵はこの銘柄がベストとのこと。しかしこれではあまり儲からないのではないか?引き続き頑張ってほしい。見つけたら即買いをお勧めします。私は3本続けて買ったのちについに一升瓶に手を出しました、、、。

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あたらしい楽器 [音楽]

あたらしい楽器

すばらしい楽器を手に入れた。

わたしの頭の中のイメージを、熟練した制作家がこれまで培ってきた
技術と経験を使い、センスを生かして具現化してくれた。

そんな楽器がわたしの目の前にある。

お気に入りの制作家に直接お願いして作ってもらった。
おおまかな希望を述べたのみで、あとはすべてお任せした。
出来上がった楽器は、わたしの期待をはるかに超えるものだった。

すばらしい工作精度。
造形の美しさ。
確かな木材の選択と加工。
美しいロゼッタの飾り。
立体的で色彩を感じさせるような、遠くまで飛んでいく、心弾ませる音色。
鈍く輝く、なんともいい薫りのするセラック塗装。
ゆめのような抱き心地、弾き心地、肌触り。

うつくしい私の楽器。

すばらしい私だけの楽器。

これを最後の楽器にしよう。


作っていただいたのはクラギなのだが、こんな楽器が手元にあるなら、もう他のはいらないと思った。こいつでクラシックを楽しめるのはもちろんだが、ジャズなんかもいけそうな弾き心地と音色だ。たくさん持っているエレキももういらないかな。自分にピタリと合った楽器が手に入った実感がある。これを弾くためにいままで音楽をやってきたのかもしれない。

詳しく書いてみたいような気もするのだが、もったいないような。
暫くは無理にでも時間をつくって、この楽器と音楽に浸る時間を楽しみたい。

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石川台 柳庵 大もり 650円 [日本蕎麦]

石川台 柳庵 大もり 650円

一人の人間にこんなにひどい出来事が集中することがあるのか?というほど大変な毎日を何とかやり過ごしている私だ。世の中を体力と愚直な誠実さ?のみで渡ってきた私なのだが、“正しい”ゆえに嫌われることもある、ということを最近知った。世の中いろいろあるんだなあ。そんなときはへこんでないでやっぱりお蕎麦だ!

ということで、所用を済ませた後に足を延ばして柳庵によらせていただいた。石川台の商店街はWeek Dayということで閑散としており、商店街として大丈夫なのか?と心配してしまった。全体に昔からの住宅地っぽいイナタイ雰囲気が漂っており、なんだか昭和にタイムスリップしたような気もした。ちょっと迷ったけれど(知らない街でぶらぶらと迷うのは楽しい)、ほどなくお店を見つけることができた。さてさて。

カラリと格子戸を、、、とおもったが自動ドアだ。ちょっと趣にかけるかな?めげずに暖簾をくぐってみると、お店で立ち働いているのはインド・バングラ系の若い女性。すらりとした方で、お蕎麦屋さんでかの地の女性が働いているのを見るのは珍しい。某国在住時はインド・バングラ系のお友達が沢山いたので、個人的に違和感は感じない。この女性は見かけとは違い、なかなか上手にちょっとトリッキーな日本語をぶいぶいと使いこなしている。しかし結構苦労しているのかな?などと勝手に昔の自分を重ねてしまった。ひょっとすると若奥さんなのか?わかんないけど。

それで、いつものようにおおもりをお願いした。十割蕎麦も私の興味をひいたのだが、やはりここはレギュラーのお蕎麦をお願いするべきだろう。お店で機械でうっておられるような印象の、僅かに幅広、ぽきぽきとした見た目、星少な目のお蕎麦。ちょっとぽってりとしているというか。しかしエッジは効いていてなかなか男前だ。こいつをざるに乗せて和風の丸いお皿に乗せる、たまに見かけるスタイルだ。蕎麦猪口も比較的口が開いた、猪口というよりも小鉢のような形のもの。蕎麦つゆがお銚子に入っているのは私としては歓迎したい。

お蕎麦はつなぎ多め、印象としては二八よりもややつなぎが多いくらい?それでもほのかにお蕎麦の穀物の薫りを楽しむことができる。歯ざわりは見た目通りぽきぽき、しかし歯と歯茎に好ましいむっちり感を残し、喉をひっかいて胃まで滑り落ちていく。なかなかいいではないですか。おいしいです。

蕎麦つゆは、、、控えめなカツヲに加えて若干の小魚系の印象を与える出汁、全体にゆるく薄めで、しかしバランスはよい。でもお蕎麦に負けているかもしれない。つまりお蕎麦を蕎麦つゆに浸す割合を変えても、うまくマッチするポイントを見つけられないというか、、、。しかし今日は仕事でボロボロになってしまっているので、難しい話はなしだ。ただただありがたくお蕎麦の世界に身をゆだねた。付け合わせはワイルドなさらし葱と生山葵。両方とも大変結構で、そのままお酒のつまみにできると思った。蕎麦湯はおそらく実際の茹で湯で、底の方からすくって湯桶(というより酒器だなこれは)に入れて供された。素朴でおいしいものでした。

とにかくお店が新しいので清潔感があり、居心地が良い。ただし真黒な机は気をつかって拭き込まないと清潔感が出ないので、頑張っていただきたいと思いました。

一つだけ、、、。土地柄などもあり、ガテン系のお客さんが多かったので仕方がないことなのだろうと思うのですが、何とか禁煙に、少なくとも分煙にしていただけないものでしょうか?蕎麦もののひそかな願いでした。

心癒されるひと時をありがとうございました。ごちそうさまでした。


良い; 新装開店、モダンな内装、簡素でさっぱりとした雰囲気。お店の方の静かなやる気を感じさせる。Friendlyでお値段も良心的。
もっと良くなる;お願いしたいのは禁煙・分煙のみです。食器もちょっとファミレス風味かもしれません。安くてもよいので、和食器らしいものを選ぶとbetter かな?
また行く?;Probably
総括;新装Openされたと思われる、地元密着型のお蕎麦屋さん。お父さん和食、息子さんお蕎麦という棲み分けでお店をやっておられるようだ。インド・バングラ系の若女将?ががんばっておられて好印象。お酒の品ぞろえも少ないが良いものがそろっている。

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吉祥寺 中清 [日本蕎麦]

11月13日
吉祥寺 中清 生粉打ち 大もり 1200円

今日は早起きをして、昼食もとらず、働きづめに働いた。全てはお蕎麦のためだ。勢いがついて働き続けようとする我が身に全力でブレーキをかけ、仕事を切り上げて、遠路はるばる吉祥寺へ赴いた。かつて大好きだった音楽家が書いた本にお勧めのお蕎麦やさんと紹介されていた”中清”へ。駅からずいぶん歩いて程よい運動になった。期待に胸が弾む。

暖簾をくぐり、大き目の机に陣取る。駅から遠いためか、お店が空いているのが嬉しい。まずは石川県の地酒でのどを潤す、、、最高だ。もう一合追加、、、幸せだ。お蕎麦屋さんでビールを飲む人は”オ・マ・ヌ”に違いない(すいません)。私は石川県のお酒が好きだ。石川県出身の知人達は全て変わり者だが、皆いい味を出している。人間も良いが、それ以上に石川県のお酒が好きだ。体に合うというか、相性がいいというか、、、。とにかく好きだ。裏切られたことはほとんど無い。

味覚や嗅覚が失われないうちに、生粉打ち蕎麦の大盛りをお願いする。供されたものは、やや太目の中細麺。角が立った、ハンサムなお蕎麦。蕎麦の粒を感じさせない。一見機械打ち風。つるつるピカピカしている。つなぎなしでこんなことが可能なのか?懐疑的になる。しかし薫りは、、、つなぎなしの蕎麦そのもの。純粋。遠くのほうで非常に僅かな”焦げ”の薫りを感じたが(本当か?)、これは蕎麦そのものから来るものなのか、製粉を急ぎすぎたためなのか。わからない。私は職業的評論家ではないので、正直に感じた通りを記すことにする。味も、、純粋な蕎麦そのもので、喉ごしも最高だ。美味しいです!惜しむらくは量が、、、少ない。しかしこれはいつものことだ。大食漢の私の胃は、”もっと沢山欲しい”と激しく悶えた。

つゆは江戸前と比べて僅かに薄め、だしも適度で、かつおがびんびんに効いているわけではない。甘みも僅か。美味しいのでつい何度かつゆだけ飲み干してしまう。血圧が上がるよ。葱もさらしてはあるが、野性味が残されている。山葵は少量で、瀬戸物の下ろし金と共に供される、、、こいつは最高だ。すりおろす前にそのまますこしかじってみたら、目から火が出て、涙ボロボロになった。もったいないので蕎麦はそばで、つゆはつゆで、、、とすべてを別々に楽しんだ。それらの全てを一緒にして食してもみたが、各々の要素が掛け算になるような魔法はおこらなかった。しかし各々がしっかりと美味しい。蕎麦湯も薄めだが、蕎麦粉がたっぷり。蕎麦茶も出がらしっぽかったがなかなか趣のあるものであった、、、、、ご馳走様でした。

これまで私が知る中で最上のお蕎麦だった。老舗は全体の組み合わせの妙で食べさせる。このお店は、なんというか、素材と技で食べさせる。どちらの行き方も、素敵だと思う。お酒を呑む楽しみも含め、至福のときを持つことができた。もうほんの少しだけお店が清潔なら心からの満点だ(私はやや病的な清潔好きなのです。ぬかで磨きこんだようなさらさらとした白木のカウンターとかが好物です)。また、Jazzは自分で演奏を試みるくらい好きだが、お蕎麦やさんには合わないと思う。静かなほうが個人的には好み。たとえお店に面した車道が多少うるさくってもだ。ともあれ、今夜はよっぽどのことが無ければ、いい夢を実ながら幸せに眠れそうです。ありがとうございました。


良い;純粋な直球の”お蕎麦” つゆ、山葵、葱、全ての要素がとっても高レベル 石川県の地酒は美味しい
もっと良くなる;もうほんの少しだけお店を清潔にしていたただければ満点です 蕎麦、つゆ、ETCの組み合わせが掛け算になれば完璧・無敵でしょう お蕎麦の量は増えませんか?

また行く?;当然Yes 近くにあれば毎日通いたいです

総括;吉祥寺にあるJRの駅からちょっと遠いお蕎麦屋さん ごまかしの無いストレートの直球蕎麦 最高です石川県の地酒も本当に美味しい お母さん、お手すきのときにもう少しだけお掃除をお願いします このままでもすんごく愛していますけど ほとんど満点です 最高です 又行きます(我を失っている、、、。)


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Warmoth と USACG(内容空虚、長文注意) [雑文]

音楽が好きだ。特にギター音楽が好きだ。何故だかわからないがとにかく好きだ。ギターは弾くものだが、作るのも楽しい。アコースティックギターを作るのは骨だが、エレキならドリルとドライバーさえ持っていればなんとかでっち上げることができる。ただし楽器として良いものができるかどうかは別の話だ。何をもって良い楽器とするか、これもムヅカシイ議論だ。

エレキギターは基本的にアメリカのものだ。アメリカはDIYの国なので、エレキギターを自分で作っている人たちが沢山いる。アメリカに住めばいろいろなリソースが存分に利用できるのだが、日本にいても、多少の英語を操り、高額な送料を覚悟すれば、あなたが欲しい、どこにも売っていない夢の楽器を廉価につくることができる。ただし、同じような仕様のものを売っているならば、買ってしまったほうが安くつくことがほとんどだ。

エレキギターは、ネックやボディの木部と、それ以外の金属やプラスティックの多くの部品からできている。アメリカのフェンダー社のギターを基にしたギターであれば、これらの部品を買い集め、ドライバーで組み合わせることで楽器を作ることができる。私のお気に入りは、テレキャスターというモデルだ。

楽器の木部を正確に加工することは難しい。さらに、それを美しく塗り上げるには職人技が要求され、素人には不可能に近い。だから自分の体や手の大きさに合わせた楽器を手に入れたい人は、普通は大枚をはたいて職人さんに楽器を作ってもらうことになる。

しかし幸いなことに、自分の欲しい楽器の木部を、塗装を含めて注文どおりに製作してくれる会社がアメリカには沢山ある。おそらく最も有名な会社がWarmoth社で、そこからいろいろな理由で袂をわかった人たちが始めた小さめの会社がUSACGだ。その他数社、アメリカ内外にこの手の会社が存在するが、二つの会社を知っていれば、たいていの用は足りると思う。こんなことを知っている人は、それだけで結構なオタクだ。

10年ほど前、初めてW社からボディとネックを買ってみた。両方とも特別な材質で、特にネックは私の手にあわせたぶっといもので、さらに美しい”鳥目”(バーズ・アイと称する)がちりばめられた特別なものだった。届いたものを手にしたときは、うっとりとしてしまって、暫く眺めたり、撫で回したりしたものだ。美術品のような輝きを放つこいつらにドリルを入れるのはものすごいプレッシャーで、気合を入れて穴を開けたり、塗料を塗りつけたりしたものだ。何度もやり直したり、細かい部品を代えたりしながら、今でも立派にそれなりのレベルの音がする楽器として、私の人生を豊かにしてくれている。部品や工具などを沢山購入したので、かなりのお金を使ってしまったが、いい趣味を手に入れた、と個人的には”ご満悦”だ。しかし家人は”ご不満”の様子。世の中そんなものだ。

W社からは何度も木部を購入し、楽器を作っては弾いたり、知人にねだられて売ったりしていた。そうすると、いろいろな情報が集まってくる。アメリカではこういう趣味が盛んであるため、Web上でも様々な情報が飛び交っているのだが、そこで目にしたのがU社の噂だった。”お金で買うことのできる最上の製品”(The best money can buy)を提供するとのことで、興味津々。もうこれ以上楽器は必要ないのに、楽器一台分の木部を注文してしまった。送られてきた木部は、ため息が出るほどの美しいものだった。組み上げてみると、そのままの音が既に素晴らしい。弾いていて気持ちがいい。市販のものとは次元が違う。エレキではあるが、アンプにつなぐ前の音が、なんというか音楽的で、いい感じなのだ。ボディとネックとの組み合わせなどはおそらく何も考えられずに作られたものなので、たまたまなのかもしれない。しかし大変いい買い物をしたことは間違いない。暫くは幸せだった。

一般的にアメリカの会社の仕事は日本とは違い、結構大雑把だ。”こういう部品を、こういう仕様でつくってくれ”と頼んだ場合、ムヅカシイことを頼むと、たいていは微妙に間違ったものを作ってくる。カスタマーサービスはプアーで、電話がつながらなかったり、やり直すよう要求すると逆切れされたりすることも多い。しかしW社のカスタマーサービスは優秀で、オーダーの整合性が取れていないと、”本当にこれでいいの?”と聞いてきたりする。あるパーツを頼んだ際などは、先方が4回間違ってパーツを作ってきたのだが、全て送料込み、先方もちでやり直してくれた。ボディに間違った穴を開けてきたときには、穴にあわせて数万円する部品をただで送ってくれたりもした。かなりの数をこなしている会社なので、品室管理は高レベルで、注文さえきちんと通れば、ほとんどの場合間違いのない商品が送られてくる。ときどき、送られてきた部品のあまりの美しさに見とれてしまうようなこともある。木材というばらつきのある材料を、要求された仕様に加工するノウハウはかなり高度だ。しかしマスプロに近い業務形態になりつつあるようで、材料の質がいまひとつであり、また、大量生産が可能な仕様しか受け付けてくれない。手間隙をかけることを嫌う、といってよいのかもしれない。ともあれ、アメリカに長く住んだ人にはわかると思うが、W社はすごい会社だと思う。個人的にはすごく信頼している。

一方のU社であるが、材料は、”当たり”であれば私が知る限り最良。人が目と手で木材を選んでいるのだという。加工の技術は基本的にCNCを使うので文句の無いものだが、たまに木部が僅かに欠けていたり、ずれていたり、へこんでいたりすることがあるのが玉に瑕だ。木部の形が、注文と僅かに違うこともある。塗装も手作業の部分が多いらしく(これは歓迎すべきことか)、むらや欠けがあることが結構多い。今までに少なくとも5-6個のパーツを購入しているため、たまたま、ということではないのだと思う。U社のカスタマーサービスも秀逸で、購入した部品の品質に我慢できないときには、Tommyという気のいいおにいちゃんに電話・メールをすると、体温が伝わるようなサービスをしてくれる。私も何度かお世話になっている。しかし気に入らない部分を説明して部品を送っても、なおらないで帰ってきたり、傷や凹みがついて帰ってきたり、そのあたりは日米の文化の違いもあり、我々日本人は基本的に神経質で些事にこだわるので、文化的な違いなども鑑みると評価がムヅカシイ。しかし良心的であることは間違いなく評価できる。こちらがあきらめるか、返品するしかないこともある。Tommyが一生懸命やってくれるからなのか、不思議と頭にくるようなことは個人的には一度もない。結局自分で直すことになった塗装のムラが、最後には良い思い出になる、といった感じ。そうでないとU社とのお付き合いを楽しむことができない、と私は思う。

W社の製品は、規格どおり、注文どおり作ってある。木材の質は超一流とはいかないこともあるが、十分高品質。サポートもアメリカの会社としては最上だ。だから、W社の製品は、例えばある楽器のネックが壊れたとすると、壊れたネックと同じものを注文すれば、いわゆる”ポン付け”が可能だ。PCのパーツを取り替えるように、規格に合わせた作られた部品を取り替えることができる。木材なのに、アメリカの会社なのにこれが可能、というのは本当にものすごいことだ。一方の雄であるU社の製品は、物としては最上だが、品質にむらがあるし、注文通りの完璧な製品が供される可能性はW社と比較すると低いようだ。ある程度木工と塗装の技術を持っている人でない限り、手を出すべきではないだろう。現に最近U社のネックを最近購入したのだが、一部に打痕と塗り忘れがあるため、週末をつぶして塗装の修正をしているところだ。美しい木目が夢のような曲線を描いており、眺めているだけで幸せになれるようなネックなのだが、醜い凹みと、塗り忘れがあるのは本当に本当に残念だ。実は今使っている楽器に問題があり、ポン付けを期待して買ってみたのだが、私の期待は裏切られてしまった、、、残念だ。しかしこれは私のU社との付き合い方が間違っていたというべきであろう。そうではあるが、ここでつくってもらったネックは手に吸い付くようで、上記のように音色もこちらの期待をはるかに上回ることが多く、ギター音楽を愛するものとして、なかなかお別れする勇気が持てない。これからも文句を言いながら、心と時間(とお金)に余裕があるときにはU社の製品を買ってゆくのだろう。今もU社に作ってもらった木部で組み立てた、私にとっては夢のような楽器を膝の上において、つま弾きながらこれを書いている。

あなたも一本どうですか?

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西国分寺 潮 [日本蕎麦]

潮.jpg6月某日
西国分寺 潮 そばきり大盛り 1100円

ややごわごわしているが、麺もつゆも江戸前(個人的には神田まつやを基準にしている)の方向性。盛りもつゆも少な目。そば粉の産地などに大層こだわっている。閉店間際に行ったので、残念ながらのんびりできる雰囲気ではなかった。親父さんがなんだか難しい方?のようだ。お兄さんとお姉さんは大変感じがよかった。神田が遠いと思う地元の方には良いお店と思った。一品料理も試してはいないが美味しそうだ。

良い;蕎麦もつゆも一定の水準をクリアしている お店の雰囲気も古民家風でなかなか
もっと良くなる;親父さんはもうすこし客に優しく、大盛りは大盛らしくして欲しい
また行く?;No
総括;田舎町の本格的蕎麦屋さん。親父さんがちょっと難しそうな方。田舎の農家風の内装で、雰囲気も清潔感もある。親父さんの”あの感じ”が気にならない地元の方にはいいと思う。ちょっと高いかも。


2016年5月 再訪 そばきり大盛り 1200円

気分を変えようと久しぶりに足を運んでみた。
21時に閉店なので20時30分にラストオーダーなのだという。
人通りも少ないので仕方がないのかな?とも思うが、もうすこし営業時間を伸ばしていただけないものか、、、。22時とか。しかし今晩は客あしらいが丁寧で嫌味がない。機嫌を直してお蕎麦の時間を楽しむこととした。さて。

蕎麦前は残念ながらお願いできないということなので、そばきり大盛りをお願いした。
すこし値段が上がっているようだが、本当なのかそうなのか?お隣のお店がおやめになったからなのか?ともあれ、邪心をすててお蕎麦を楽しむこととしたい。

例によって細い竹ひごを組みあげてざるにした、凝ったせいろ?でお蕎麦が供された。
細かい星がちった、エッジの立った適度な長さの細切りだ。お蕎麦の幅はきっちりとそろっており、これはやはり人間業ではないと思われるので機械切りということなのだろう。十割というほどには薫りがたたない、しかし十分に上質だ。薬味は丁寧にすりおろしたと思われる薫り高い生山葵が少量。葱はなしだ。小さな蕎麦猪口と蕎麦つゆが入った徳利が別々に出された。これは個人的には大歓迎。徳利というよりは小さな酒器というべき形をしている。蕎麦つゆは、江戸前のものをすこし緩めにして、醤油を弱く、カツヲを強めて甘みを抑えたようなもので、丁寧につくられていると感じだ。血圧にも悪くない感じだ(前回の蕎麦つゆとは少しだけ違った印象)。例によって一人の世界に没入し、お蕎麦をお鼻にぺっとりさせてみたが、例の“栗のような”穀物のかぐわしさは感じることができなかった。ちょっと残念?しかし蕎麦つゆとの組み合わせは良好で、歯切れも喉越しもよく、歯で感じるねっちょり感は皆無であるものの、なかなかおいしいお蕎麦だと再評価。生山葵とたまにお蕎麦に乗せつつ、それなりに量もあるそばきりを楽しんだ。お酒との組み合わせも大変良かった。その後、適量供されたおそらく別仕立てであると思われる蕎麦湯と蕎麦茶を存分に楽しみ、短時間ではあったが充実した時間を噛みしめ、お店を後にした。

人気のないこの街?にしては、レベルの高いお蕎麦屋さんであり、ご亭主や花板さんの客あしらいも、すくなくとも今回は感じのいいものであった。仕方がないのかもしれないが、もう少しだけ値段を考えてくれるとなおいいな、と思った。また来るかも。

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奥多摩 鳩美 [日本蕎麦]

鳩美.jpg
10月21日 奥多摩 鳩美 ざる大もり 800円

平打ちの田舎蕎麦。ぽそぽそした感じ。大量に口に含むとほのかな蕎麦のかほり。お蕎麦は小さなざる(かご)に小山のように盛ってある。大食漢の自分的には”大盛り”なのだからもっとたくさん盛ってほしい。山葵は生ではなく、薬味は葱と茗荷。茗荷はなかなかよかった。つゆは甘めのものがたっぷり。蕎麦湯はとろりとした濃いもの。食器が古くなっており、やや残念な感じ。つゆはたくさん余ってしまった。

良い; そこそこの値段、薬味の工夫、独特の平打ち蕎麦、そこそこ清潔で家族的雰囲気
もっと良くなる;もっともりを大きく、食器を取り替えて、つゆはからく少なく(個人的な好みデス)
また行く?;Yes
総評;江戸前との違いを期待したい。山のお蕎麦屋さんらしく豪快に沢山もって頂き、野趣豊かな方向に修正するとより良くなると思う。


2013年1月20日 再訪 ざる大もり 800円
仕事を終えて、山岳ドライブを楽しんで、ここでざるを食べて、帰りに”へそまんじゅう”を買って帰るのが最近のお気に入りの休日の過ごし方だ。朝一番でお店を訪れた。感じのよい中年女性がやさしく迎えてくださった。

私は葱を蕎麦と一緒に食べないことが多いのだか、本日供された、ぴかぴかと光るような葱は非常においしかった。これだけでお酒が呑めそうだ(私は休酒中)。茗荷はなぜか今日はなし。山葵は -私は基本的にめんくい活動に山葵を必要としない- なんだか粉山葵のようだが、これが不思議と悪くない。きちんと風味があり、お鼻に優しい。

麺はいつものように小ざるにもった山もりの平打ち麺。余裕をもってきちんと味わってみると、ちゃんとした蕎麦のかほり。二八っぽい感じ?。のど越しを楽しむのではなく、蕎麦そのものの味を楽しむタイプ。もそもそしているが、素朴に美味しい。例によって甘めのつゆがたっぷり。江戸前と比べてからくはない。平打ち麺なのでつゆによくからみ、蕎麦つゆは少量で十分。前回同様沢山余ってしまった。申し訳ない。だんだんここのお蕎麦がわかってきた。やはりもう少し沢山もっていただくとうれしいと思った。

山で食べるお蕎麦は美味しい。乾燥した肌寒いような山の気候が、お蕎麦を食べるのに向いているようだ。お蕎麦は本来高級な食品ではないと思うjが、繊細な食べ物なので、その日気分、体調、環境などで、味や印象が大きく変わるのが面白い。

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