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日本のクルマを買ったよ  -NDふたたび- [クルマ]

日本のクルマを買ったよ  -NDふたたび-

知らなくてもいいことを知ってしまった。それはもちろんマツダロードスターNDに関する話だ。MazdaSpeedからNDにピッタリのスポーツシートが販売されているのだというではないか。この間、といってもずいぶん前になるが、NDを試乗しに行ったときにディーラーの人とお話をした。その時はMSから専用のフルバケは出ていないと言われた。しかし今ならすぐに手に入るのだという。むむう、気になる。どうしよう。しかし考えるより先に行動するのか私の持ち味(欠点ともいう)だ。後先考えずにディーラーに電話を入れてみたところ、専用のレールを使うとそれだけでシートが5㌢低くなるのだという。そいつはすごい!本当か?

わが愛するHonda FD2の椅子座面から天井までの距離は945㍉になる。これでこぶし半分くらい頭の上に余裕があるのだが、試乗した際に天井の低さがぎりぎりだな、と感じたToyotaの86の場合、調べてみると935㍉だと書いてある。なるほど確かにそんな感じだ。それで気になるMazdaNDはどうかというと、905㍉、、、、これでは幌に頭が当たってしまう筈だ。なるほど、データは経験を裏切らないということのようだ。それでもし私がMazda MSのスポーツシートをNDに着けたとすると、専用のレールを使っただけで5㌢椅子座面から天井前の距離を稼げるわけで、つまり905+50で、なななんと955㍉となる。つまりわが愛するFD2よりも頭の上に余裕ができることになる、、、、これなら巨人のオレでも乗れるんじゃあないか?乗れるだろうそれなら。さてどうしよう。

しかしスポーツシートそれ自体がオリジナルよりも厚く作られている可能性を否定できないので、ディーラーのロドスタに詳しいらしい人にしつこく相談してみたところ、データが手元にないので数日時間が欲しいとおっしゃる。いいでしょう、何日でも待ちましょう、、、。それで数日待ったところ、連絡をいただいた。結局レールとシートを合わせて5㌢下がることになるとのこと、なるほど、なるほど。

ということで、私にもNDに乗ることが可能であることが、突然明らかになってしまった。もう心配はない。FD2に乗れなくなったら、NDがあるさ。だからといって、すぐにNDをどうこうしようとは思わない。今日もこれから、精一杯FD2を楽しむべく、鞭をピシンピシン当てながらたーくさん走らせるつもりだ。

ガレージで休んでいる我がFD2には、高速道路の走行が多いため、飛び石のあとがたくさんついてしまっている。しかし遠目に見れば7万キロを走破した車には見えないくらい傷も少ないし、全体にピカピカとつやがある。本来ファミリーカーなので多少どんくさく見える部分もないわけではないのだが、Hondaらしさを感じさせる垢抜けた造形で、いまだに飽かずに眺めてしまう。いずれにせよ、今後“乗りたいクルマがない!”と悩むことはもうなさそうだ。嬉しいような、寂しいような。

タグ:FD2 ND

私のギター 2 [音楽]

私のギター 2

そもそもなんでクラギなんかに興味を持ったのだろう。私はもともとアコギで音楽を始めた人間なのに。当時の私にとっては神のような存在だったS&Gを自分でも弾いてみたくって、最初は確かYAMAHAのアコギを手にしたのだった。これは知り合いから貸してもらったいわゆるトリプルオータイプのマーチンをコピーしたような合板で作られた楽器だったが、さすがにYAMAHA制だけあってきっちりと正確につくられていて、初心者が使うにしては上等なものだった。なぜか仲間たちよりもギターの上達が早かった私は、スカボロフェアのメロディーを自分の楽器で奏でられたことですっかり音楽の、というよりはギター音楽のとりこになってしまい、当時は“これさえあれば何もいらない”などと思い込んでいたものだった。

そんな私が初めてクラギを手にしたのは10代後半だったと思うのだが、当時も人気があった河野ギターではなく、楽器屋さんに置かれていたたくさんの楽器から自分で黒澤澄雄ギターを選び出した。蛇足だが黒澤さんは今でも現役で、息子さんと一緒に楽器作りにいそしんでおられるようだ。私が独自に選んだ楽器は、サイドバックがローズでトップに杉がはられた、簡素な装飾が施されたちょっと渋いギターだった。数年後に黒澤さんご自身と確認させていただいたところ、少なくともトップはご本人が自ら制作されたものだ、とのことであった。こいつは倍音の豊かななかなかいい楽器で、実は今でも修理を繰り返しつつ練習用に愛用している。30年近くこいつを弾いているわけで、楽器って考えようによるけれどとっても安いと思う。話を戻すが、この楽器を初めてギターの個人指導を受けた際に先生に弾いてもらったのだが、上手な人が弾くとものすごくいい音を奏でることを目の当たりにしてびっくりしたことをよく覚えている。業界の事情も知らずに自分の手と耳で選んだにしては、廉価な割に音量が豊かで音色もなかなか優れている、いわゆる“アタリ”ギターだったようだ。それまでアコギで培った経験が生かされたのだろう。しかし当時こいつを使って何を弾こうとしていたのか、すっかり忘れてしまった。もしかすると“クラギジャズ”に入れ込んでいた時期だったのかもしれない。

その先生のギター教室で、有望な新人制作家の楽器だ、といって弾かせてもらったのが、松井邦義ギターだった。この時に見せていただいた楽器は、たしか“東京ミック“というお店を介してギター教室に送ってもらったサンプルで、記憶が朧ではあるが、サイドバックがローズで、トップが杉のもの一本、松のものが一本の、計二本であった。糸巻のボタンは手作りのエボニーがおごられており、シンプルだが素晴らしい楽器で印象に残った。この二本は、全体にきりきりと引き絞られた弓のような楽器で、作りも音も、なんというか”固い“、ほぐすのに時間がかかりそうな楽器であったのだが、それが当時の自分には好ましかった。今思えばハウザーをお手本にした楽器だったのだろうか。二本のうち松の楽器を手に入れようと思ったのだが、結局そうはならず、その後仕事の都合などでしばらくクラギから離れることになった。松井邦義ギターにはご縁がなかったということなのだろう。しかしあれは素晴らしい楽器だった。

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私のギター 3 [音楽]

私のギター 3

それでしばらくクラギには触れずにいた。黒澤澄男ギターはきっちりと磨き上げ、ハードケースに入れたうえで温度湿度を管理してある倉庫に保存しておいた。こいつを取り出したのは、、、某国から帰ってきてしばらくしてからだったと思う。某国を後にする際、帰国後に地元のギター教室に通うことを楽しみにしていたのだ。それで帰国早々、、、といってもやはりずいぶん時間が経ってからなのだが、黒澤ギターを倉庫に取りに行った。弦は切れていたが、何の問題もなく、大変いい状態であった。塗装にカシューを使っているためか、温度や湿度にかかわらず安定した、頼り甲斐のある楽器なのだ。あまり高級ではないけれど。

詳細は省くが、このギターには長い間ずいぶんとお世話になった。前述したが今でも練習用に使い倒している。長い間に指板が痩せてきて黒澤さんにフレットの端を削っていただいたり(その節はありがとうございました)、別の機会に指板のわきに小さな貝のドットをやはり黒澤さんご自身に入れていただいたりした。黒澤さんは大変人柄のよい方で、工房に招いてくださったりもした。若かったので緊張したことを覚えている。また、ご本人が楽器の受け渡しのことを忘れてしまい、“呑んで”しまったため、奥様が自転車で駅まで私の楽器を取りに来てくださった事なんかもあった。それで何度かメンテをしていただきつつ、あまり高くはないこの楽器をしつこく愛用していた。繰り返し書くけれど、楽器って本当に安いもんだ。クラギの場合は50年は弾きつぶれないというし(最近制作家の方に、4-5年に一度メンテが必要と教わったけれど)、実際に私自身も30年近く同じ楽器を手にして愛用して問題ない。必要なのは弦を買うお金だけだ。その後ケースだけ良いものに代えたけれど、同じ楽器を携えてギター教室にも通わせていただいた。まあ当時はクラギメインではなかったからお金をかけなかっただけなのかもしれないけれど。この間、実はエレキを何本も買ったり作ったりしていたし、フルアコに至っては大金を投じたことも一度ならずあった。ジャズギターを習ったことも何度かあったが、結局ものにならず残念だった。やっぱバンドやんないとだめだよね。

それでもそこそこキャリアがあるため、クラギであっても多少は、うわべだけなら弾けてしまう。今に続く右手の使い方問題があったが、全くの初心者ではないわけだ。それで、“そろそろ新しい楽器を”と勧められて、その後の人生が少しだけくるってしまったようだ。楽器好きの血に火がついてしまったのだ。終わりのない楽器屋めぐりが始まった。次回は寄り道して爪の話を書いてみる。

タグ:ギター
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私のギター 4  [音楽]

私のギター 4 

番外編 爪の話

私の爪はしなやかではあるのだが非常に薄いため、すぐに折れたり、割れたりしてしまう。爪が折れると大変痛いので、結果として短く切り詰めることとなり、長くてカッコのいい爪ではなく、生まれてこの方、短くってなんだか不恰好な爪であった。過去形で書いているのにはわけがあって、今では人には見せられないほど長く伸ばすことができるようになったのだ。だから、この業界?のひととわかっている人なら何ら問題はないのだが、初めて会った人に右手を見せることはできるだけ避けるようにしている。なぜなら一般の人たちは、私の右手を目にすると、かなりの高率でぎょっとした顔になって、目を見開いて、しげしげと右手を眺められたりするからだ。同じ趣味をもっている人ならばすぐにご理解いただけるだろう。ギタリストにとっては大切な“商売道具”のような爪も、そうでない人から見ればなんだか気持ちの悪いものであることは間違いない。男は爪なんか伸ばしちゃいけないんだよ。個人的にはそう思っている。

若かりし頃の私は、そんなわけで薄くてもろい、ぺなぺなした爪をしていたため、クラギを弾くことはなんだかためらわれたわけだ。しかし“指頭奏法”なるものがあると耳にして、それなら自分にもできる、と考えて、ある先生の教室のドアを叩いた。それで爪なしの状態でしばらくの間ギターを押していていただいた。しかしある日、先生に爪のことを相談してみた。当時の先生はギター音楽に身をささげるようにしていた非常に人柄の良い方で、“君のはバルエコの爪と同じだ”とおっしゃり、何も悲観することは無いという。伸ばすことは可能だ、と。本当か?当時はバルエコの名前も知らなかったため、なんのことだかわからなかったけれども、バルエコとは大きく出たものだ、というか、ものすごく前向きに考えてくださったものだ。それで先生はとりあえず爪の音が出るぎりぎりまで爪を伸ばしてみたらどうかと勧めてくださった、無理だむりだ、と繰り返す私に。

クラギを指頭で弾くボワンボワンとした温かい音も好きなのだが、どうしてもかさかさとしたノイズのようなものが混ざってしまって今一つ楽しめない。それで指導されたとおり、爪が折れて激痛にのたうち回る恐怖と闘いながら爪を伸ばしてみた。そうすると、爪が指頭に顔を出す前に、クリアな爪の音がするようになったではないか!やればできる!これは素晴らしい。人間あきらめてはいけないのね。しばらくはそんな形で新しい世界を楽しんでいたのだが、そのうち欲が出て、少しずつ爪を長く伸ばすようになった。勝手なものだ。爪の削り方とか磨き方とか、先生に丁寧に教えていただき、そのうち自分でより良いかたちを追求するようにもなった。しかし爪がもともと極端に弱いため、トラブルを経験することもやはり多く、転んで指先をものに叩き付けて爪を割ってしまったり、生爪をはがして指先を血まみれにしたりした。付け根から横に割ってしまったときなどは爪が歪んでしまい、元に戻るまでに一年近くかかった。あれはつらかった。それでも一度爪を伸ばしてしまうと、なかなか指頭奏法には戻れない。爪があれば強い音でも弱い音でも楽しめるが、指頭だけだと音のバリエーションが乏しいのだ。だから爪のことではずいぶんと悩まされた。

ある時先生が言った。“オリーブ油、それもエキストラバージンオイルを買ってきてください”と。なんのことだろう?この先生はヨーロッパで長くギターの勉強をされた方なのだが、ヨーロッパ仕込みの爪の鍛錬法を教えてくださるのだという。本当か?爪が固く厚く強くなるのだろうか?それで薄ぺらなお財布を逆さまにするようにして、当時は結構高価だったオリーブ油を手に入れた。先生が言うには、オリーブ油をレンジにかけて、ぎりぎり我慢できるくらい熱くして、それに指先を漬け込めというのだ。拷問か?なにかのPlayなのか?耳を疑った。しかし先生は、レッスンとなれば全身全霊を込めて教えてくださる神様のような方だったので、疑うことは許されない。それで自宅でその”Play”を実際にやってみた。

トクトクトク、、、(ビンにオイルを入れる)
チーン     (レンジにかける)
チーン     (レンジから出す)
ペチョッ    (指を漬けこむ)

“うわー!熱いあつい!アツイ!”“指がソーセージになっちゃうよ!”

最初はそんな感じだった。しかし幸いにして少しずつ慣れることができた。自宅のレンジで何秒くらいでぎりぎり我慢できる暑さのオリーブオイル湯がつくれるか、とか、何秒くらい我慢できるか、とか、それがだんだんわかってきた。実際にやってみるとわかるのだが、オリーブオイルをチンした時のなんともいえない甘苦いようなにおい、、、いまでもあまり好きになれないな。それでも先生がせっかくおっしゃってくださるので、オリーブオイル湯 指先漬け込み術を何度も何度も飽きずに繰り返した。オイルはだんだん濁ってくるので、あまり何度も使うことはできない。することがすることなので、使用済みのオイルをサラダに使うわけにもいかない。だから濁ってきたら捨てるしかないわけだ。それでオリーブオイルを何本も空にした。しかしこんなことをする人が本当にいるのかしらん?人前ではとてもできない。ずいぶん苦労した。

爪がギター演奏に向かなければ、多分ほとんどの人は楽器を変えるか、音楽をやめてしまうのだろうな。

次回にもう少しだけ続く。

タグ:ギター
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私のギター 5  [音楽]

私のギター 5 

番外編 爪の話 その2

それでオリーブオイル作戦を何か月か続けてどうなったかというと、確かに爪が少しだけ厚く、強くなったような気がした。だからそれまでよりも少しだけ長く伸ばすことが可能となった。その後より一層ギターを弾くのが楽しくなったわけだが、それでも十分というわけではない。周りのギターを弾いている人たちと比べるとまだまだ、というかお子ちゃまのような爪だった。特に我が先生の長く伸ばされた立派な、非ギター人からみればおそらく異常に見えるような爪と比べると、我が指は赤ん坊のそれのように見えた。先生は伺うところによれば若くしてギターで身を立てるべく決めていたそうで、長い爪のため学校の体育の時間などはたいそう苦労されたそうだ。それはそうだろう。特に困ったのが柔道の時間で、片手で組み手をしたものだから、クラス中から顰蹙をかったそうな。笑ってはいけない。やはり道を究めるというのは厳しいものなのだ。当時は爪が長いことがギターの上達の秘訣のような気がしてたので、残念で仕方がなかった。それでまた性懲りもなく先生に相談した。

“カリフラワーをtたくさん買ってきてください”と先生はこともなげにいう。ニコニコと上品な微笑みを浮かべたりして。それでそれをどうするのか、おそるおそる伺ってみる。今度はそれを薄くスライスして爪に貼れというのか?それとも眺めて暮らせとか?ギターケースに入れておくといいとか?先生のお答えは、“食べてください”というもんだった。は?カリフラワーを食べろと。それは全く問題ない、むしろ好みだ。茹でてアツアツのものをサラダに混ぜて、、、。やっぱりサラダにはキウピーマヨネー、、、え?そうではない?生でそのまま食べろと?そんなことしたことない。お腹を壊してしまうのではないですか?お答えは“たぶん大丈夫です”と。にっこりと、例によってあやしい微笑み付きだ。それでどうしたかというと、ギターを上達したい私は死んだ気になって食べてみたわけだ。塩を振ったり味噌を乗せたり。しかし結局あまりおいしくないので、小さく切ってドレッシングをかけて。そのうちに慣れてきて、ドレッシングをふりかけながら大きな塊をがりがりとかじるようになった。カルシウムたっぷりというような独特の歯ざわりだが、慣れてしまえばどうということもない。多少のエグミは感じられるが、これもそのうち慣れてしまう。野菜の特売日などにスーパーに赴いて大人買いしてきて、せっせと毎日食べた。家族が心配したが、おなかを壊すようなことは、あまりなかったようだ。つまり、たまにはあったわけだけれども。

それで効果があったかどうかというと、オリーブオイルとの合わせ技で“一本”という感じ。つまり私の爪は強くなり、あるていどは長く伸ばすことできるようになった。一部の爪の特定の部分が横方向に欠けるようなことは今でもあるが、限界を超えないようにすれば大きな問題になることは無い。すべての“治療”には1年以上かかったが、先生の偉大な指導と私の無謀な行動によって何とか演奏に使える爪を手に入れたのだった。

人間為せば成るものだ。石の上にも3年。オリーブオイルとカリフラワーでも3年。絶対に無理だと思っていた爪の質の改善が、できてしまった。その後の私の音楽人生が豊かなものになったことは言うまでもない。

最近高名な佐々木忠というドイツ在住のギターの先生に、ワークショップに参加した際に手作りの爪の形の強制道具を見せていただいたので、性懲りもなくちょっとやってみようと思ったりしている。

タグ:ギター
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職場ダイエット 4 [雑文]

職場ダイエット 4

おお、BMIが23を切って動き出したぞ!やっぱり運動だ、、、。
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青山 仙波 [日本蕎麦]

10月 1日
青山 仙波 名物くるみそば 大もり 1050円

表参道や青山通りを歩くのは本当に久しぶりだ。用事が無ければ死ぬまで足を運ばなかったかもしれない。ざっと見回してみたところ、昔多少は知っていた店は残念ながらほとんどなくなっているようだ。これも時代の流れというものか?ちょっとジジクサイかな。しかし大通りを外れた裏通りに面白そうなお店が沢山あるのは昔と同じだ。暇があればゆっくりと歩き回ってみたい。

久しぶりに若者の街?の空気を楽しんだが、なんだかお尻が落ち着かない。そうだ、お蕎麦屋さんに行こう!まあ、理由は何でもいいんです、お蕎麦を口にできれば、、、。

表参道から細い道に入って少し歩くと、、、、あった、なかなかよさそうな店だ。近代的なビルの一角が和風にしつらえてある。かつてはくるみを練りこんだお蕎麦が名物であったらしい。明治神宮へのお参りの人たちと関係あるのかどうか、、、わかりませんけれど。躊躇せず、とっとと暖簾をくぐる。お店の中は分煙になっているようで、タバコを吸うかどうか尋ねてくれた、、、私は吸いません。そうすると、テーブルが4つほど置いてある小さめに仕切られた空間に通された。どうも喫煙する人たちのほうが多数派のようで優遇されている、、、!まあそれはいいことにしよう。わりと早い時間だったのでほとんど客はおらず、おねいさんが余裕を持ってにこやかに対応してくれ、蕎麦茶をいただいた。すかさずくるみそば、しかも大もりを注文。セットをオーダーしない客は珍しいらしく、おねいさんはなんだかもごもごと言っていた。

ほどなく四角い塗り盆に載せられて、お蕎麦が供された、、、。確かに蕎麦つゆの表面は胡桃を思わせる色をしており、とろりとしている。薬味はさらし葱、キムチおろし、あらびき?の山葵。各々が少しずつではあるが、予想を裏切る味。微妙な味付けをしてある、一仕事多い江戸前寿司のような薬味だ。それから上記の胡麻風味の蕎麦つゆに加え、”お好みで”と通常の蕎麦つゆかと思われるつゆが小さな猪口に入って出てきた。

お蕎麦は中細の平うち蕎麦、やや短め。角はきっちりと立っているが、恐らく意識的にやわらかめに調理してあるため、全体の印象がやや”もっさり”としている。つなぎはその味とかほりを感じる程度には使ってある。表面には大きめの”星”が沢山、蕎麦を主張している。かほりはわりと控えめで、なんというか、華々しい印象を与えない渋めのお蕎麦だ。もちろんしっかりと蕎麦の味とかほりを楽しめる。噛み応えは"ぽきぽき"でなく、"むちむち"でもなく、"むちょむちょ"的な印象。なかなかいいお蕎麦と思うのだが、お蕎麦の上に非常にかほりたかいお海苔が、、、、、桁違いに強烈なかほりを放っているため、お蕎麦のかほりがら飛んでしまう。個人的にはやはりお海苔は遠慮したいなあ、、、、。まあ好みの問題でしょう。くるみは練りこまれていないようだ。

メインのくるみ風味の蕎麦つゆは、とにかく強い味わい。お蕎麦をちょっとだけ浸してから手繰ってみると、”ぷん”とまごうことなきくるみのかほり。強めの出汁にくるみがさらに深みを加え、なんだか動物的な味というかこくを感じる。このこくに負けないように塩気も強めに調節してあるようだ。お蕎麦との組み合わせは、、、強さ的にはよく考えられたいいバランスだ。双方の力が同じというかなんと言うか。しかしやはりくるみのかほりは強烈なので、お蕎麦のほのかなほのかなかほりが負けてしまうのがちょっと残念だ。お蕎麦の茹で方はこの蕎麦つゆにあわせたのかも?お蕎麦にくるみは、、、合うといえば合う、なぞといえばなぞ、の組み合わせだ。ともあれ、じっくりと味わいつつ、楽しくどんどん食べた。

葱、キムチ、山葵、海苔、お蕎麦、くるみ、蕎麦つゆ、、、多彩な色、味、かほりで、全体にちょっととっちらかっているように思った。お蕎麦を好んで食べる人たちはおそらく年齢が高めと思われるので、もうすこしシンプルにまとめてもいいのかな、と個人的には感じた。

おまけの蕎麦つゆは、鰹節の出汁がよくきいた、江戸風のつゆを出汁で薄めたようなものだった。醤油が勝っている感じの味。普通のお蕎麦をお願いするとこれが出てくるのか、それとももっと濃い目のものが出てくるのか、今度試してみたい。やっぱりくるみ風味蕎麦つゆをさっぱりさせるためのもの?ちょっと薄めだもんね。

残ったくるみ蕎麦つゆを蕎麦湯でわってのんでみると、チーズか何かの乳製品か何かが入っているような気がするほど濃厚な味わい。お蕎麦にチーズを入れて食べさせる店もあるらしいので、これはこれで”あり”かな、と思った。おまけの蕎麦つゆは、蕎麦湯でわってしまうと味が散ってよくわからなくなってしまった。やはりこれはくるみ蕎麦つゆをさっぱりさせるためのものなのだろう、と勝手に納得。

なんのかんのいって楽しい時間を過ごさせてもらった。、ポットに入ったさっぱりとした蕎麦湯を全て呑みきり、蕎麦つゆも禁を破って全て楽しみ、お腹いっぱいになってお店を後にした。ご馳走さまでした、、、、なかなかよかったでした。

良い;老舗と思われる ロケーションも最高 ゆるめに茹でた蕎麦を伝統のくるみ風味の蕎麦つゆで食べさせる ゆったりできる清潔な雰囲気 親子連れものんびりできそう
もっと良くなる;メニューをもう少し整理したほうがいいかな?
また行く?;Yes
総括;表参道にあるおそらく老舗と思われるかわり蕎麦のお店。たまにはこういうのもいいかも


5月 某日
名物くるみそば 大もり 1080円

増税の波がこんなところにも!このお店の接客はのんびりしていることに定評があるようだ。今日も何人かのお客さんが待たされすぎて切れそうになっていた。お客さんの修行が足りない?急いでいる人はここにはたぶん来てはいけないのだ。このまったりとしたおばさまたちの受け答えもこのお店の味の一部と理解して楽しむのがいいのだろう。本日の私はじっくりと楽しみながら待たせていただき、ありがたいことにテーブルを一人で独占させていただいた。疲れていたのでとってもありがたかった。今日の薬味はさらしねぎ、ひと手間加えた一部のみ生と思われる山葵、それからややかほりがとんでしまったもみじおろしもしくはキムチおろし?たぶんもみじだと思う。おそばの印象は上記と同じだが、平打ちのお蕎麦がとってもとっても長いのが気になった。機械打ちということ?お蕎麦のかほりとつなぎのかほりがいい勝負くらいの感じだが、それでもおいしく楽しませていただいた。クルミ蕎麦つゆが強いので、お蕎麦もものすごく強くするわけにはいかないのかしら?でもおいしかった。いかしたおねいちゃんやおにいちゃんの街にある、オジサンのオアシスを堪能させてもらった。体も休まったし、とっても満足しました。ありがとう、また来ます。

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本八幡 藪から坊 ざる おおもり 1230円 [日本蕎麦]

本八幡 藪から坊 ざる おおもり 1230円Yabukarabo.jpg

意外なことだが千葉県の本八幡にはお蕎麦の銘店が多い、ような気がする。しかしこのお店は駅から遠く、とても歩いていく気にはならない。おそらくほとんどのお客さんはクルマで訪れるのだと思う。数台車を止められそうな駐車場は、高級車でいっぱいになることが多いようだ。つまり、そういった類の人たちが好んで訪れるお店なのだろう。

高速のインターの近く、曲がり角に突然日本建築風の建物が建っており、和風の庭などもあるようだ。打ち水された石畳の上を歩き、小さな池を眺めつつ店内に。テーブルもあるが、ほとんどのお客さんはよく掃除された小さな座敷に上がるのだと思う。掘りごたつ風の作りで、足が楽だ。私は靴を脱がされるのは嫌いなのだが、座敷には清潔感があり、まあ許せる感じだ。机をもう少し拭き込んでいただければ満点だ。カジュアルな感じのオネイサンも感じがよい。ありがたく、まったりと憩わせていただいた。

席に着き、お酒を注文していつものようにざるの大盛りをお願いした。お値段がちょっと高いかな?と正直思ったが、まあ食べてみなければわからない。ゆっくりと、芸術的に薄いガラスで作られた徳利とおちょこを楽しみながら日本酒をなめた。腰がおちついてなかなかいい。

蕎麦猪口に半分ほど満たされた蕎麦つゆ、小皿に盛られた分葱と色が付けられたような生山葵がとりあえず供された。こいつらをおつまみにして日本酒を、、、。蕎麦味噌はいただけなかったが、これはこれで悪くない。蕎麦つゆを少しだけすすってみると、、、いい薫りだ。江戸前の蕎麦つゆを少しだけ甘くして、カツヲブシの粉をわずかに散らしたような印象。しかし甘さはまつやのもの(私の基準になっている)よりもややとんがり気味で弱め、といったところか。微妙に味が一体化していないばらばらな感じがするのだが、狙っているのかもしれない。ともあれ、おいしい蕎麦つゆであることは間違いなく、これで十分にお酒が呑めてしまう。しかし飲み干してしまうわけにはいかないのでほどほどでやめておく。

しばらくたっておそばが到着した。大盛りでお願いしたところ、竹でできた四角いせいろが二つ。二つ重ねて供された。きっちりと水が切れているためかお盆もないのにテーブルがほとんど濡れない。なるほど、自信があるのね。それではお蕎麦をいただきます。

そのまま数本お蕎麦をたぐってみると、、、やや平打ち気味の中細のお蕎麦で、わずかにつなぎを感じさせる。比較的長め。幅も長さも微妙にそろわないのだが、手打ち~手切りなのかどうか今一つ判別つかず。しかしおそらくそうなのだろう。星がわずかに散らされており、表面は比較的滑らかだ。れいによってお鼻をピッタリ、クンクンしてみると、お蕎麦の薫りがふわっとひろがる。ぶわっと、ではないところに注意されたい。噛みごたえも喉越しもなかなかよいお蕎麦だ。素直においしいと思う。わずかにねっちょりしているのが特徴といえば特徴かもしれない。ほんの僅かだけ、つなぎに特別なものを使っているのかも。なるほど、確かに本格派だ。上記の蕎麦つゆをわずかにくぐらせつつお蕎麦を手繰ると、蕎麦食の楽しみは5割がたアップする、しかし奇跡が起こるようなことは無く、ただただおいしい蕎麦だった。文句はない、満足だ。

お店が清潔で、座敷を使わせてもらえることを鑑みれば、ノーマルのざる880円、大盛りはプラス350円も納得できる。しかしここは千葉県、しかも駅からずいぶん距離があるお店なので、もう少しお安くするか、もしくは盛りを大きくしていただきたい、というのが私の個人的な希望だ。しかしそうすると客層が変わってしまうのかもしれない。少量の蕎麦を上品に、値段は気にしない、という一群の人たちはどこにでもいるわけなので。

別仕立てのたっぷり供された蕎麦湯を飲みきり、さらにそば茶をいただいて、濡れ手拭いで存分に手を清めてから幸せな気分になって帰途に就いた。よいお店でした。ありがとうございました。

良い;本八幡の銘店。知る人ぞ知る、といったタイプのお蕎麦屋さんでしょうか。竹やぶ系、というのは本当でしょうか。
もっと良くなる;このままでもよいのでは、と思いますが、個人的には値段は据え置きで、盛りをもうすこし、、、。しかし難しいところですね。
また行く?;Yes
総評;千葉県の西端にある、マニアックなお蕎麦屋さん。駅からは遠いが、広めの店内やお店を囲む日本庭園など、街中ではないことを逆手に取った商売を上手に成立させている。クルマがないと行きずらい。車で行くとお酒が呑めない、、、。
トイレ;未使用
駐車場;数台分確保されています。

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職場ダイエット 5 [雑文]

職場ダイエット 5

おお、BMIがほぼ22まで下がってきた。
あとBMIを1と少し下げれば目標到達(20.6)なのだが、㌔数で考えると
すこしめまいがする、、、。

酒を呑まないのが効いているような気がする。
脂が減ったあたりの皮が、なんかしわしわになってきたぞ。

人にあげようと思ってパックしてある洋服やズボンは、
自分で着ることにしよう。

誰が見ているわけではないけれど、
なんかおもしろいね。



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市川 車屋 せいろ おおもり 860円 [日本蕎麦]

2016年9月
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市川 車屋 せいろ おおもり 860円

市川にはあまり良いお蕎麦屋さんがないような印象を持っている。比較的長い歴史をもつ古い街なのに、なぜ?お蕎麦屋さんは時代の流れに取り残されてしまったのだろうか?
まさかそんな、、、それでいろいろと調べてみたりしている。

市川で駐車場が広いお蕎麦屋さん、、、、とググってみたら、よさそうなお店を見つけた。
それがこの車屋だ。都内西部の車屋との関係は不明だが、おそらく関係ないのだろう。
たまたま時間があったので、さっそく赴いてみる。駐車場は、、、確かに広いが、車間距離は都内同様とっても狭いので、安心して長時間愛車を停めておけるわけではない。ともあれ、どんどんお店にお邪魔する。

古民家を移設したのか、古民家風を狙ったのかはわからないが、天井は高く、部屋割りは大きく、玉石ではないが床には石が張ってある。お掃除はいまいちであるが、清潔感は保たれている。なかなかよいお店ではないか。いつものようにせいろの大盛りをお願いした。

ほどなく供されたせいろは、四角い木の盆にのっていた。せいろは家紋?つきの立派なもので、蕎麦つゆは徳利にいれて。蕎麦猪口に注がれていない、私の好きなスタイルだ。小皿には教科書的なややワイルドなさらし葱の輪切りと、かなりたっぷりの生と思われる山葵。なかなか素晴らしいプレゼンではないですか。

お蕎麦は中細でややエッジが立っている。ピカピカと美しく光っており、茹で方と水きりの良い仕事が反映されている。機械切りと思うが問題ない。星もわずかだが散っている。数本手繰ってみると、最初にプンと薫るのはつなぎの小麦だ。いい小麦使っていますね、、、なんのこっちゃ。そのあとに控えめではあるが、きちんとお蕎麦の穀物の甘い薫り。わるくない。歯ざわりはむちょむちょとしており、喉越しはすこしごりごりもそもそ?もうすこしお蕎麦の薫りが強いとなおよいのだが、十分に合格だ。おいしいお蕎麦だ。

蕎麦つゆは、、、醤油、砂糖~みりん、出汁の三角形で表現すると、うまく渾然一体となっており、そうではあるが出汁がやや勝っているタイプ。ちくちくしたような塩分を感じさせるようなことは無い。それもカツヲ以外のややワイルドなお魚系の出汁のように思われた。若干発酵したような味わいがあるのだが、これは好みだろう。もうすこし出汁を洗練させればものすごく高級な感じになりそう。しかしこのままで私は十分幸せになれる。少し漁師街の血が入っているのだろうか?海沿いなので。

頭の中で計算して、蕎麦つゆに半分と少しくぐらせてお蕎麦を手繰った。 、、、、あ、これはなかなかいいな。たくさん食べたい類のお蕎麦である。元気になれそうだ。しばらく無心で手繰った後、ようやく落ち着きを取り戻した私は周りを見回してみたのだが、田舎のおじさんやおばあさんのような感じの人たちが、楽しそうに食べたり飲んだりしている。なるほどナルホド。地元の銘店なのだろうな。

別仕立てではない、本来の蕎麦のゆで汁と思われる蕎麦つゆを存分に楽しみ、お店を後にした。お蕎麦の盛りが良心であったため、心まで豊かな気持になりました。

写真がいつもながら適当なのは急いでいたので許してください。

良い;材料も、調理も、お店の構えも大変結構。良質なお蕎麦をのんびり楽しめる。
もっと良くなる;残念だが今月で店じまいだそうな、、、。 花板さんも残念がっていた。
また行く?;Yes しかし上記
総括;海沿いの埋め立て地にある本格的なお蕎麦屋さん。市川には珍しい、きちんとしたお蕎麦を食べさせるお店。今月で店じまいとのこと。残念。地元民はきっと悲しんでおられるだろう。

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