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徒然FD2 2017/10-1  Honda Beat [クルマ]

徒然FD2 2017/10-1  Honda Beat

意識しているつもりはないのだが、私はどうもHondaのクルマが好きなようだ。初めて濃く付き合ったクルマがHondaであり、いまも飽きずにHondaに乗っている。そんな私なのだが、最近なぜかBeatが気になっている。 以前にどこかで書いた記憶があるのだが、S660には身長との兼ね合いで乗ることのできなかった私なので、Beatにももちろん乗ることはできないだろう。しかし気になるものは気になるのだ。

最近に目にしたBeatは、目の覚めるような黄色をしていた。そいつが交差点真ん中でエンコしており、悲しげにハザードを出していた。いい味を出していて、ついついにやにやと笑ってしまった。ごめんよドライバー。次に目に付いたのは緑のメタリック。幌のやれた感じがいい味を出しており、小さいけれど“本物”感を漂わせ、ゆっくりと街を流していた。車も古いがドライバーも古いことが多く、オジサンであればまだまし、オジイサンが楽しそうにハンドルを握っていることも珍しくない。そうでなければ中古で安く入手して手を入れながら乗っていると思われる若い少年、稀に少女だ。この小さなクルマを転がしている人たちは、みなニコニコと嬉しそうにしているのが何といっても素晴らしい。

先日また、銀のメタリックのBeatを目にした。なかなかいい走りをしているのでうれしくなってしまい、わが銀メタのFD2でゆっくりと後ろをついていった。コーナーを曲がるときのロールの仕方なんかは実に堂に入っている。こいつもやっぱり初老の男性がドライブしていた。いいなあ、楽しそうだなあ、と、こちらもニコニコとドライブを楽しんでいた。すると、対向車線に目を移したその瞬間に、程度のよさそうな、黄色でピカピカに輝いたBeatが目に入るではないか。白髪が目立つ初老の男性は満面の笑顔を浮かべており、真っ白な歯がピカピカと輝くようだった。楽しそうだなあ。なんか最近Beat増えてないか?オレが呼び寄せているのか?でもまあ、Beatとりあえず大歓迎だなあ。また走っているBeatを眺めて幸せになりたいなー。

FD2をこよなく愛しつつも、それ以外のHondaのクルマにも興味津々な私なのであった。

タグ:HONDA Beat FD2
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Kamakura 2017/10-1 [Kamakura]

Kamakura 2017/10-1

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久々の鎌倉だ。体調を崩し、多忙であったため、なかなか自分だけの時間が作れなかった。我慢強い私ではあるが、そろそろ心の限界だ。お気に入りの妙本寺に、逃げ込むように足を運んだ。総門をくぐり、緩やかな登りになっている参道を進むと、左右には意外に思うほど深い杜が広がっている。いきなり異次元に迷い込んだような印象を受ける。気持ちのいい“山の“空気を胸いっぱいに吸いこんで歩を進めると、階段を上がったところに二天門が。持国天と多聞天にご挨拶申し上げて門をくぐれば、スケールの大きな祖師堂が突然眼前に現れて圧倒される。時間が止まる。写真ではその雰囲気を伝えることはできないので、この喜びを共有していただくには実際に足を運んでいただくしかないのだが、いつ訪れても、飽きるということがない。鎌倉駅から私の足で歩いて5分というのも奇跡のように思われる。流れている時間の質が全く違うのだ。それにしても祖師堂の回廊?を土足で歩くのは、お願いだからやめて欲しい、、、。

鎌倉に行くことさえできれば、何をしなくなって私にとっては素晴らしい一日になる。

タグ:鎌倉 妙本寺
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福祝 特別純米 播州山田錦 五十五%磨き 藤平酒造合資会社 [日本酒]

福祝 特別純米 播州山田錦 五十五%磨き 720ml 1458円  藤平酒造合資会社P6290911.jpg

最近日本酒の世界に戻ってきつつある。数年前に帰国していろいろと捜し歩いているうちに出会ったのがこの福祝だ。いわゆる端麗辛口、というカテゴリーのお酒だというが、すっかり味覚が変わってしまった当時の私には、なかなか濃い味わいのように感じられた。酒作りに日本特有のきっちりとしたいい部分が出ているような気がして、大量に買い込んで毎日のように楽しんでいた時期があった。

何度か蔵元まで出向いて、仕込みに使う名水を味わったり、お店などを見学させていただいたりした。醸している量が(石数というのだろうか?:兄弟3人と高校生のアルバイトで酒造りをしているというが本当か?本当ならカッコイイ。)少な目だからだと思うのだが、丁寧に醸されている一方で、年ごとの揺れが大きい。価格とクラス分けされた品質が逆になっているようなことも多いような気がする。好みの問題もあるのだろうけれど。個人的にはそこが面白くって気に入っていた。さて、久しぶりに封を切ってみることにするか。外箱が新しいものになり、英語で銘柄を刻んである。確かに恰好がいいけれども、箱をなしにして蔵元の利潤を増やすとか、その分品質向上に回すとか、そのほうがいいかも、などと考えた。しかしせっかくなので、しばらく外箱をしげしげと眺めてみる。さて、久しぶりの福祝は、私にどんな時間を与えてくれるだろうか。微笑みつつ封を切る。

鮮烈というほどではないが、ほどほどに控えめ、しかしそれなりに華やかな薫り。いわゆる吟醸(様)香というやつだろう。良心的かつ誠実な印象を与える。出だしは好調で、いい感じだ。ガラスの酒器に移してじっくりと眺めてみる。うっすらと緑みがかった黄色で、澄んでおり、トロリとした印象を与える。美味しそう、というか”旨そう”だ。少しだけすすってみると、、、昔と同じさわやかな味と薫りだ。苦味と僅かーな酸味が隠し味になっておっとりとした透明感あふれる甘みが立体的に感じられる。やはり美味しい。今日の奴も大好きだ。味わいに奥行や力強さはしっかりとあるが、濃厚という領域までは踏み込んでいない。全体にさっぱりとした飲み口。端麗旨口のカテゴリーに分類していいのだろうけれど、旨口の部分がやや強調されているというか。

あれから何年も経って、私もずいぶんと変わってしまった。しかし全体として、福祝が与えてくれる印象はそのままで、嬉しかった。蔵元の三兄弟は今も頑張っておられるようだ。今年の福祝もとてもいいお酒だ。多くの方々にお勧めしたい。


また呑む?:Yes 
印象   :千葉県の久留里で少量生産している良心的なお酒。驚くようなことはないかもしれないが、良心的な酒造りを感じさせ、私にとっては日本酒の基本となっている。毎日の晩酌にお勧めしたい。年ごとの微妙な変化を楽しんでほしい。これを嫌う人は少ないのではないか。



福祝 特別純米 播州山田錦 五十五% 磨き 1800 ml 2777円  藤平酒造合資会社

結局これに帰ってきてしまった。味が今一つ安定しないのも、ロットごとに味が微妙に違うのも楽しい。今回のものはいつものものよりすこし薄くスムースな印象で、酸味も少し強めカナ?しばらく福祝だけを、家で一人で少しずつ楽しんでいこうと考えている。小さな蔵なので、手に入らないときは困るなあ、、、。



2017/7

久しぶりにこのお酒を。今日手に入れたものはいつもよりフルーティでかつさっぱりとしている印象。ちょっと薄め?それでも品評会で賞を取ったのだそうな。驚くにはあたらない。だっておいしいんだもの。呑み干した後の舌に残るユニークな苦みはまさに福祝なのだが、これまで数限りなく呑んできたものとはちょっとだけ印象が違う。この揺れの大きさが福祝らしくて好きだ。味わいが複雑というか特徴をつかみずらいというか。

もう一度じっくりと味わってみる。上立ち香りは弱めでお花というよりはなんだか洋菓子のよう。こいつを口に含んでみると、ブドウのような花のような。もわっとした奥行とコク、僅かなピリピリとした苦み。酸味はさほど感じさせない。上記したが呑み干した後のほろ苦さが私にとっての福祝らしさだ。後味さっぱりで呑み飽きしない。どんどん呑んでしまうのが玉に瑕だ。次第に全体の印象が苦めに変わっていくのも面白い。なんのかんの言っても、やっぱり福祝は素晴らしいお酒だと再確認した。


2017/8

ちょっと残念なお話だ。

よせばいいのに久しぶりに一升瓶を買った。賛成してくれる方も多いのではないかと思うが、封を切ってから空になるまでのお酒の味の変化の“物語”を楽しみたいから一升瓶を買うのだ。この大きな瓶を立てて冷やしておく専用の冷蔵庫を持ってはいないが、何のことはない、時間をかけずにとっとと飲んでしまえばいいのだ。最近は温度管理などの技術の進歩で、魂がとろけるようなおいしいお酒が飲めるようになってきてはいる。しかし冷蔵を前提に作られているお酒、例えば生酒などがあるため、お酒屋さんも我々も、品質に応じたお酒の扱いをする必要があるのだ。そうでなければせっかく蔵元が苦労して作ったお酒を台無しにしてしまうことになる。

さて、久しぶりの一升瓶なのだが、いつものお店で気軽に買った。冷蔵庫の中に福祝の一升瓶を探したのだが見当たらない。ご亭主は常温保存で十分であるというので、はいそうですかと喜んでお支払いをしてしまった。確かに火入れはしてあるので大丈夫かもしれないが、生っぽさを残した仕上げのこのお酒、しかもロットによって大きく味わいが異なるようなこの銘柄だ。大丈夫なのだろうか、と疑ってかかるべきだったのだ。本来いい加減で、呑んでしまえば細かいことはどうでもよくなる私だ、ずっしりと重いお酒をぶらぶらさせながら楽しく帰途に就いた。それでさっそく封を切ってみた。本当は一升瓶からラッパ飲みしたいところだが、さすがにそれはしなかった。

一口なめて、“なんだこりゃ”。味も薫りもすかすかなのだ。アルコールはきちんと残っているようで気分は良くなるのだが、これは残念、呑んでいても楽しくない。日本酒を常温で呑むのは嫌いではないのだが、これはひどい。生ぬるいだけだ。それで楽しい筈の一晩をあきらめて、お酒を冷蔵庫に放り込んだ。そして次の日、、、。ポンとふたを開けてトクトクといつものぐい飲みに。しかし福祝特有の“あの”薫りが漂ってこない。味わいはある程度回復しているようではあるが、すかすか感は色濃く残っている。“ひねて”いるわけではないけれど、温度のせいなのか、光のせいなのかわからないけれど、このお酒は運搬~保存する過程で、銘柄に特有の薫りと味わいをなくしてしまったようだ。だからなんだかお葬式のような気分で残りのお酒を呑むことになってしまった。

ものすごく昔の話なのだが、田酒が有名になる前にはりこんで一升買いこんだことがある。お酒がひねていて、あまりに悲しかったため、そのことを蔵元に伝えたところ、新しいものを送ってくださった。流通や販売店のせいかもしれないのにスバラシイ蔵元だと思った。それ以来田酒の大ファンなのだが、今はもう全国区、美酒としてブランドが確立されているので私ごときが応援する必要はないだろう、というか最近はほとんど手に入らないし。

さて、お話をわが福祝に戻そう。いつもの酒屋のご亭主に苦情を伝える気持ちは全くない。彼は気持ちのいい人なのだが、お店で煙草は吸うし、お酒の扱いは私から見ると少し雑だ。以前にそのことをちょっとだけ指摘してみたのだが、“某有名酒店のやりかたをよく知っているが、うちはずっと丁寧”と言われてしまった。それを承知の上でここでお酒を求めているのだから、文句を言ったって仕方がない。確かにこれまで手に入れた福祝は全く問題がなかったのだ。

日本酒は繊細な味と薫りを楽しむお酒で、本来生ものだ。保存熟成された古酒のようなものだってないわけではないけれど、その年に醸された新鮮なお酒を、その時に生きている我々が、お酒との出会いを感謝しながら味わい楽しむものなのだ。新鮮さを愛し、穢れを嫌う日本文化の華のような存在が日本酒なのだ。日本酒を作る人も、運ぶ人も、売る人も、それから日本酒を買って楽しむ我々にも、日本酒に対する知識と理解、それから深い愛情が必要なのだ、と私は思う。あんまり悲しかったので、話が大げさになってしまった。

いろんなところに足を運んでおいしいお酒を探すのもいいけれど、ほどほどのお酒をほどほどに楽しむのが今の私の希望だ。福祝は堕落してしまった最近の私には最良の選択の一つなのだが、今後どうやって日本酒生活を組み立てていくか、深めの迷路に入り込んでしまったようだ。遠くまで酒買いに行く時間なんてないんだよー。


2017/10

ものすごく久しぶりに福祝を。ほかの銘柄には目もくれずにこいつを買い求めた。獺祭50を基本とする日本酒生活を続けているのだが、獺祭はなかなか買いづらい。しかし福祝なら比較的簡単に手に入るのだ。冷たい四合瓶の重さを感じながら、ニコニコしつつワイングラスに少量注いでみる。この蔵元のお酒は、石高が少ないのでロットによってかなり大きく味わいが変わるのが面白楽しいところなのだが、今日の福祝はやや硬い、緊張したような上立ち香。ワイングラスなので掌で温めてみると、、、おお、多少ではあるが開いてくる。今日の奴はブドウ系だ。しかし温めると濃厚~芳醇な印象はむしろ弱まってしまう。バランスはよくなるけれど。最近幸運にも手にした醸し人九平次の山田錦もそんな感じに味わいが変化したっけ。しかし全体からアルコールが分離してくるような印象はなく、ただカラメルっぽい雰囲気が強くなるだけだ。以前強く感じたフルーティな印象はあまり感じない。しかし全体にフレッシュではある。

味わいは、、、今日のロットのものは横綱相撲を思わせるようなまとまりのあるどっしりとしたもので、あまり若さも苦さも感じさせない。ややとろりとした吞み口であり、意外だか濃厚だ。私がこのお酒に持っている印象とはずいぶん違った味わい、それでもしかしおいしいことには違いがない。ラベルを細かく確認してみると、3か月前の瓶詰だ。冷蔵庫の中で3か月も休んでいたのかこの人は。私の記憶と実際の味わいのずれのいくらかは、この時間のずれで説明できるのかもしれない(いつもは瓶詰後1-2か月で手に入ることが多いのだ)。私はこのお酒には濃厚さではなく新鮮さを求めるので、少し残念かな?ともあれ、福祝は盃を重ねるごとに味わいが深まるので、ついつい手元にあるだけ呑んでしまうのが玉に瑕だ。私は一升瓶主義者なのだが、このお酒に関しては残念ながらしばらくは四合瓶で。呑み進むにつれて、私の記憶と実際の味わいとが近づいていくのだが、それはこのお酒の特徴なのか、ただ酔っ払ってしまっただけなのか定かではない。それでもとりあえず満足、ごちそうさまでした。

補足:山田錦の三等米を使ってリーズナブルな価格を実現しているとのこと。最近は獺祭の等外米を使ったものなど、様々なアプローチでのお酒造りが試みられている。個人的にはこのお酒の方向性を応援したい。


2018/12
またこれに戻ってきた。地元の保存のあまりよくない、ご亭主が店内で煙草を吸われるようなお店で買っている。品質が安定しないのは、保存のやり方のせいかも。冷蔵庫は空いているのに、酒瓶を蛍光灯や暖房にさらしたりするのだあの人は。流石に日ざらしにはしないけれども。ご亭主に指摘すると、某有名酒店でも同じだ、と主張して私の意見を聞いてくれない。ただ酒瓶を冷蔵庫に入れる手間だけなのになあ。私が呑みたい酒を仕入れてくれたりもしない。彼と私は好みが違うのだ。大量に呑む彼と、少量しか呑めなくなった私では、呑みたいお酒が違ってくるのは仕方がないことなのだろう。しかしもう細かいこだわりは捨てて、ここで多少いたんでいるかもしれないお酒を買って、福祝を呑んでればいいかなって最近は思っている。お口の奥の方で、昔風の、いなたい酵母のような薫りがするのがなんとも言えない。暫くはこれで行こうと思っている。


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